チェンソーや芝刈り機などのパワーツールのリーディングカンパニーであるSTIHL社。プロ市場で支持を集める同ブランドが家庭向け製品の展開を加速させる方針を発表しました。注目のラインナップを紹介します。
1. 【STIHLが家庭用製品を拡充】STIHL(スチール)とは?
STIHLは1926年にドイツで生まれた企業で、半世紀以上に渡って世界のパワーツール市場を牽引してきました。日本では知る人ぞ知る存在ですが、北米やオーストラリアなどでは圧倒的なシェアを獲得しています。
特に有名なのがチェンソーで、森に持ち込める世界初の伐採用機械や手斧による伐採を終焉させたと言われる「STIHLコントラ(1959年発売)」など、数多くのゲームチェンジャーとなる製品を生み出してきました。近年は同カテゴリーの知見を生かし、製品群を拡大しています。
日本では1960年に輸入を開始し、プロ向けチェンソー市場ではNo.1シェアを誇ります。一般にはあまりなじみのないブランドでしたが、コロナ禍で園芸需要が高まるなか、バッテリー・ガーデンカッター「STIHL GTA 26」が注目を集め、一気に知名度を高めました。