5. 老後に向けた自分の対策!FPからの提案
年金のみで生活している高齢者世帯の割合は41.7%でした。年金の受給額も見てきましたが、年金だけでは足りないと感じる場合は早めの準備が必要になります。
老後に向けた準備方法として、減税は貯金、株、保険、不動産、債券、仮想通貨などいろいろあります。方法はさまざまですが、どれを選んだらよいのかの判断基準が難しいですね。
合う方法はその人によって変わります。考え方に合っているかどうかを知るためには、それぞれの特徴を知ることです。つまり、メリットデメリットをそれぞれ把握する必要があります。
新NISA制度ができたことにより、テレビやネットなどでも情報をたくさん入手することができます。
しかし、もちろんデメリットもあるものです。そのデメリットを補う手段があるかどうかも、その人の財産状況や家族構成などによって異なります。まずは、どんな運用方法なのか調べてみることもよいでしょう。
6. まとめにかえて
いつまで働くかによって、「老後」の定義が変わってくると思います。
今は医学の進歩もあり、どんどん平均寿命は長くなっています。人生百年時代と言われていますが、決して他人ごとではありません。
65歳で退職したとしても、100歳まで35年あります。せっかく現役世代で頑張ってきた分、老後はゆとりある生活を望みたいものですね。
そのためにも、今から少しずつでも老後に向けて準備をしていきましょう。
参考資料
- 厚生労働省「2022(令和4)年 国民生活基礎調査の概況」
- 厚生労働省「2023(令和5)年 国民生活基礎調査の概況」2024年7月5日
- 厚生労働省「令和6年度の年金額改定についてお知らせします」
- 厚生労働省年金局「令和4年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」
- 首相官邸「岸田内閣総理大臣記者会見」
渡邉 珠紀