スルガ銀行が下げ止まらず! 日経平均株価は反発

【東京株式市場】 2018年6月11日

株式市場の振り返り-日経平均株価は反発、売買代金は2兆円割れの薄商い

2018年6月11日(月)の主要指標(カッコ内は前日終値比)

  • 日経平均株価 22,804円(+109円、+0.5%) 反発
  • TOPIX 1,786.8(+5.4、+0.3%) 反発
  • 東証マザーズ総合指数 1,131.4(+2.9、+0.3%) 3日続伸

東証1部上場銘柄の概況

  • 値上がり銘柄数:1,189、値下がり銘柄数:800、変わらず:99
  • 値上がり業種数:26、値下がり業種数:7
  • 年初来高値更新銘柄数:107、年初来安値更新銘柄数:29

東証1部の出来高は11億3,204万株、売買代金は1兆9,134億円(概算)となり、いずれも先週末より大幅減少となりました。週初で市場参加者が少なかったことに加え、今週火曜日(12日)に迫った米朝首脳会談の成り行きを見守るスタンスが強まったと考えられます。

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売買代金は5月28日以来の2兆円割れとなる薄商いに終わりました。

そのような中、日経平均株価は概ね堅調に推移しました。前場の序盤には一時▲27円安となりましたが、その後は上値を切り上げ、後場の序盤には一時+161円高まで買われる場面が見られました。

最後はやや失速しましたが、終値で2日ぶりに22,800円台を回復して引けています。ただ、薄商いの影響で力強さには欠けた印象があります。

なお、TOPIXも同じような値動きとなって反発で引けましたが、上昇率は日経平均株価より小さくなりました。これは、主力大型株への買い戻しが強かったことを示唆していると言えましょう。

東証マザーズ総合指数は3日続伸、売買代金は7日連続で1,000億円割れ

東証マザーズの出来高は3,520万株、売買代金は613億円となりました。出来高は先週末より減少しましたが、売買代金はほぼ横ばいとなっています。新興市場では相変わらず低調な商いが続いており、売買代金は7日連続で1,000億円を下回りました。

6月19日のメルカリ上場までは模様眺めの様子が強まりつつあるようです。なお、そのメルカリの公開価格は1株3,000円と決定しました。

また、総合指数は小幅上昇となって3日続伸となりました。とりあえず1,100ポイント超えを固めつつありますが、まだ底打ちした状況とは言えないかもしれません。

8連騰のイオンが5日連続の年初来高値更新、スルガ銀行は4日連続の安値更新

個別銘柄では、ファーストリテイリング(9983)、ソフトバンクグループ(9984)、ファナック(6954)がいずれも大幅高となり、株価指数上昇を牽引しました。

また、小売株が総じて買われ、イオン(8267)は8連騰で5日連続の年初来高値更新となり、セブン&アイ・ホールディングス(3382)も連日の高値更新となりました。

その他では、パナソニック(6752)やソニー(6758)など主力ハイテク株が上昇し、TDK(6762)は年初来高値を更新したのが目を引きました。

一方、日東電工(6988)が大幅安となり、信越化学工業(4063)や資生堂(4911)も大きく値を下げました。また、先週末に急落した日立建機(6305)が続落し、村田製作所(6981)も値を下げて引けています。

その他では、一連のシェアハウス融資問題で揺れるスルガ銀行(8358)が4日連続で年初来安値を更新したのが目を引きました。

新興市場では、モルフォ(3653)が一時▲17%超安の暴落となって年初来安値を更新し、ミクシィ(2121)も連日の安値更新となりました。ただ、全体的には新興市場らしいダイナミックな値動きは少なく、静かな取引となったようです。

青山 諭志

ニュースレター

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慶應義塾大学卒業後、国内大手及び外資系大手金融機関に合わせて10年以上勤務し、株式市場を中心にマーケット関連の仕事に従事。その後独立。金融機関では主にアナリストとして企業や産業調査活動に従事。調査内容としてはミクロ・セミマクロが主な分析対象だが、好きなのはマクロ分析。記事で取り扱うテーマはマーケット動向、企業分析といった株式市場関連の分析や貯蓄や投資といった個人の資産運用動向を取り扱う。最近は「富の分配」問題や「お金持ち」である富裕層研究にも時間を割いている。その他に興味のある分野はブロックチェーン技術とゲノム(ジーノム)。