3. 家計支出を減らすための「節約」ポイント
消費支出のうち割合が大きいのは、食料、高熱・水道、交通・通信、教養・娯楽、交際費です。
それぞれの節約方法について解説します。
3.1 食料
食品は健康と密接に関連していることから、極端な節約はおすすめできません。
厚生労働省 生活習慣病予防のための健康情報サイト e-ヘルスネット「野菜、食べていますか?」では、食生活において野菜の摂取をおすすめしています。
たとえば野菜には、ビタミン・ミネラル・食物繊維が豊富に含まれています。野菜を多く食べる方は脳卒中や心臓病などのリスクが低くなるとの結果が、多くの研究でも示されているとのこと。
食費を節約しながらも、栄養をバランスよく摂取できるよう十分に気を付けましょう。
つい余計なものを買ってしまいがちな方は、下記のポイントを実践してみてください。
- 買い物を週3回以下にする
- 買うものを事前にメモしてそれ以外は買わない
- お腹が空いている状態で買い物に行かない
- レジに向かう前にスマホなどの計算機で合計額を確認する
- コンビニは極力利用しない
3.2 光熱・水道
水光熱費は食品と同じく健康と関連が深いため、極端に削減しないよう注意が必要です。
たとえば気温や湿度が高いのに節約といってエアコンを使用しないと、熱中症のリスクが高まります。
無理なく水光熱費を節約するには、以下の方法が挙げられます。
- エアコンの設定温度を夏は高め・冬は低めにする
- お風呂はすぐに入って追い炊きをしない
- 水を出しっぱなしにしない(シャンプーや歯みがきの最中など)
- お風呂の残り湯を洗濯に利用する
- 洗濯のすすぎを1回にする
- エコ機能に優れた家電製品に買い替える