2. 「富裕層が増えている」とは言うものの、看過できない「世帯間の経済格差」

「富裕層は増えている」という事実とともに、その対極にある「持たざる世帯」に関する統計も出ています。

厚生労働省が公表した「2022(令和4)年 国民生活基礎調査の概況」によると、2021年の相対的貧困率は15.4%。この相対的貧困率とは「ある国や地域の大多数よりも貧しい相対的貧困者の全人口に占める比率(※)」のこと。

「持つ世帯と持たざる世帯」の格差が今後さらに広がる可能性があることも、看過できないと言えそうです。

※引用:デジタル大辞林「相対的貧困率」コトバンク