3. 和モダンの作り方を確認する

和モダンスタイルを作るために、以下のポイントを確認しましょう。

  • 和モダンスタイルとは?
  • 和モダンスタイルの色彩

3.1 和モダンスタイルとは?

和モダンスタイルとは、伝統的な和室で使用されているインテリアアイテムや内装と、現代的なデザインや内装を融合させたインテリアスタイルのことです。

和室で使用されているインテリアとは、以下のようなものです。

  • 障子
  • ふすま
  • 木材
  • 聚楽壁(じゅらくかべ)
  • 珪藻土(けいそうど)
  • 漆喰(しっくい)

上記と、モダンな家具や装飾を組み合わせて作る空間が和モダン空間です。

一方、別の方法としてフローリング床の洋室空間に、和風家具や置き畳を設置して和モダンスタイルを作る方法もあります。

3.2 和モダンスタイルの色彩

和モダンスタイルでは、自然な色合いをベースにした落ち着いた色使いがおすすめです。

以下の色が床・壁・天井・カーテンのカラーに向いています。

  • ベージュ
  • ブラウン
  • グレー
  • オフホワイト

クッションや小物などには、深い緑色や藍色、朱色を取り入れてアクセントカラーとすると合わせやすいでしょう。

4. 和モダン空間を工夫してレイアウトする

和モダン空間をレイアウトする際の工夫ポイントは、以下の3つです。

  • ゾーニングする
  • 背の低い家具を選ぶ

4.1 ゾーニングする

置き畳やラグ、カーペットなどを使い、和モダン空間をゾーニング(エリア分け)しましょう。

床の色や素材が異なると、別のインテリア空間であることを意識できます。

特に、置き畳を設置すると和モダン空間を広げやすくなります。

明確にエリアを分けて家具を設置すると、特定の範囲のみに家具を設置するため、機能性も考慮した今までと異なる新しい空間を作れるでしょう。

4.2 背の低い家具を選ぶ

和モダンスタイルでは、ローテーブルやローソファなどの背の低い家具を中心に設置するとおしゃれに見えやすいです。

背の低い家具を選ぶと、空間に余白が生まれ視界が広がり、落ち着いた雰囲気を演出できます。

また、団地暮らしの限られたスペースでは多機能家具が便利です。

収納付きのローテーブルや高さを変更できるデスクなどを選ぶと、スペースを有効的に使えるでしょう。

5. 既存の和室を生かす

和モダンスタイルを作る際は、和室の象徴である畳を活かしましょう。

既存の床を活かすと費用や手間を大きく削減できます。

畳で和風の印象を強くするために、家具・その他のインテリアはシンプルなものを選びます。

余計な装飾と設置する家具・雑貨の数を減らし、可能な限り畳を見せることで自然な色合いを活かすのがおすすめです。

窓際に障子がある場合、日当たりの強さを確認して残すか外すかを決めましょう。

日当たりが強くなければ、障子を通して柔らかい光を得られます。

6. 和モダンな家具の選び方

和モダンスタイルの空間に合わせる家具は、床が畳の場合背が低い家具がおすすめです。

おしゃれな空間を作るため、以下の選び方を紹介します。

  • ローソファ
  • ローテーブル
  • 照明

6.1 ローソファ【ファブリック生地がおすすめ】

モダンでシンプルなデザインのものがおすすめです。

直線的で無駄のないデザインを選ぶと、和モダン空間の美しさが引き立ちます。

また、格子状の木フレームのソファであれば、より雰囲気を演出できるでしょう。

ソファの張地は、ファブリック生地でリネンやコットンなどの素材が含まれている生地が向いています。

ほかにも、背の低いモジュール式のソファもおすすめです。

組み合わせが自由なので、部屋のレイアウトや広さに合わせて配置方法やサイズを変えられるため、空間に応じて柔軟に対応できるソファです。

6.2 ローテーブル【無駄のないデザインを選ぶ】

 

 

 

和モダン空間には、背の低いローテーブルが最適です。

畳の上で床座として使用できるサイズを選びましょう。

直線的なラインが美しいデザインは、和モダンに調和します。

無駄のないデザインを選ぶと、ほかの家具や装飾品とバランスを取りやすくなります。

6.3 照明【デザインが空間に大きく影響する】

和モダン空間の照明デザインは、木製のシェードが付いているデザインから選ぶと決めやすいでしょう。

「和」と「モダン」のバランスが取れているデザインを、見つけやすいためです。

照明のデザインは、空間に大きな影響を与えるため慎重に選ぶことが重要です。

和風デザインにすると「和テイスト」が強くなり、モダンデザインにすると「モダンテイスト」が強くなります。

空間全体の「和」と「モダン」のバランスを考慮してデザインを決めるのが重要です。