トヨタ自動車など自動車株総崩れ! 日経平均株価は大幅続落

【東京株式市場】 2018年5月30日

株式市場の振り返り-日経平均株価は大幅続落、TOPIXは5年10カ月ぶりの8日続落

2018年5月30日(水)の主要指標(カッコ内は前日終値比)

  • 日経平均株価 22,018円(▲339円、▲1.5%) 大幅続落
  • TOPIX 1,736.1(▲25.7、▲1.5%) 8日続落
  • 東証マザーズ総合指数 1,123.1(▲12.9、▲1.1%) 6日続落

東証1部上場銘柄の概況

  • 値上がり銘柄数:292、値下がり銘柄数:1,760、変わらず:32
  • 値上がり業種数:1、値下がり業種数:32
  • 年初来高値更新銘柄数:14、年初来安値更新銘柄数:297

東証1部の出来高は15億9,261万株、売買代金は2兆7,783億円(概算)となり、いずれも前日より増加しました。イタリアの政治情勢混乱などから欧州株が急落し、さらにNY市場も急落したことによる連鎖売りが波及したようです。

特段に活況な商いではありませんでしたが、利益確定売りや一部損切り売りなどが増加した結果、売買代金は2兆8,000億円弱まで膨らみました。

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そのような中、日経平均株価は終日大幅安のマイナス圏で推移しました。前場の序盤には一時▲426円安まで売られ、取引時間中としては4月8日以来の2万2,000円台を割り込む場面がありました。

結局、終値ではかろうじて22,000円台を維持したものの、大幅続落で引けています。

なお、TOPIXも同じような大幅下落となり8日続落となりました。ちなみに、TOPIXの8日続落はアベノミクス始動後では初となり、まだ民主党政権時だった2012年7月5日~18日に記録した9日続落以来のことです。

東証マザーズ総合指数は6日続落、売買代金は5日連続で1,000億円割れ

東証マザーズの出来高4,584万株、売買代金は656億円となり、いずれも前日より減少しました。大型株市場とは異なり、新興市場での利益確定売りや狼狽売りは限定的だったと見られます。ただ、下値を買い向かう動きも乏しく、売買代金は5日連続で1,000億円を割り込んでいます。

また、総合指数も6日続落となりました。1,200ポイント回復が遠のいたばかりでなく、再び1,100ポイント割れの懸念が高まってきたようです。

トヨタ自動車が8日続落、ソフトバンクGは安値更新後に買い戻されて逆行高

個別銘柄では、ファナック(6954)、東京エレクトロン(8035)、信越化学工業(4063)、日東電工(6988)など主力値嵩株が大幅安となりました。

また、トヨタ自動車(7203)が大幅安で8日続落となり、ホンダ(7267)、マツダ(7261)、SUBARU(7270)、いすゞ自動車(7202)、デンソー(6902)、ブリヂストン(5108)など自動車関連株が軒並み年初来安値を更新しています。

その他では、三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306)が急落となって年初来安値を更新し、野村ホールディングス(8604)など証券株も連日の安値更新となったのが目を引きました。

一方、ソフトバンクグループ(9984)がザラバで年初来安値更新後に買い戻されて逆行高で終わりました。

また、任天堂(7974)が+4%超高の急反発で高値引けとなり、ハイテク株ではシャープ(6753)が安値を付けた後で上昇に転じて引けています。

新興市場では、串カツ田中(3547)が冴えない値動きで年初来高値を更新し、アンジェス(4563)など医療バイオ関連株も安値更新が目立ちました。また、CYBERDYNE(7779)やミクシィ(2121)など時価総額の大きい主力株も下落しています。一方、ユーザベース(3966)が値を上げて年初来高値を更新して引けました。

青山 諭志

参考記事

慶應義塾大学卒業後、国内大手及び外資系大手金融機関に合わせて10年以上勤務し、株式市場を中心にマーケット関連の仕事に従事。その後独立。金融機関では主にアナリストとして企業や産業調査活動に従事。調査内容としてはミクロ・セミマクロが主な分析対象だが、好きなのはマクロ分析。記事で取り扱うテーマはマーケット動向、企業分析といった株式市場関連の分析や貯蓄や投資といった個人の資産運用動向を取り扱う。最近は「富の分配」問題や「お金持ち」である富裕層研究にも時間を割いている。その他に興味のある分野はブロックチェーン技術とゲノム(ジーノム)。