2. 「アジサイ」ってどんな花?

日本の梅雨の風物詩「アジサイ」ってどんな花?

青いアジサイが咲いている。石段。

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  • 学名:Hydrangea
  • 科名・属名:アジサイ科アジサイ属
  • 形態:落葉低木
  • 原産地:日本
  • 樹高:50~200センチ
  • 開花期:6~7月
  • 花色:紫・青・ピンク・白・赤など

梅雨の風物詩として広く知られているアジサイ。もともと日本の森林に自生していたアジサイは、海外に渡って品種改良されたことで世界的にも有名になりました。

アジサイは湿り気が多い環境を好む植物で、雨に濡れるとさらに美しさを増し、鮮やかな色彩と多様な花姿で見る人を楽しませます。耐陰性が強いので日陰でも栽培可能です。

アジサイの花はカラフルでボリューミーなところが魅力ですが、実は中央の目立たない小さな部分が本来の花。花弁のように見えるのはガクが変化したもので、花期が終わってもそのまま散らずに残ります。

「七変化」という別名でも知られるように、花色がさまざまに変化することが特徴。これは土壌の酸度に影響されるためで、酸性土壌では青色に、アルカリ性土壌では赤色に染まります。