1.1 1位2位は9年連続で公務員
1位は国家公務員、2位は地方公務員となっており、1位と2位の回答率を合わせると2割近くに上ります。
第6回調査以降、公務員によるトップ2独占が9年間続いているとのこと。
国家公務員と地方公務員を選んだ理由を見てみると、「安定しているから」という意見が大半を占めています。
結婚の条件として給与額を重視する方が多く、「十分な給与を得て安定した生活を送ることができる勤め先」が人気のようです。
では、実際のところ公務員はどのくらいの給与や退職金を受け取れるのでしょうか。
次章より、公務員の給与や退職金について見ていきます。
2. 公務員の平均給与
国家公務員と地方公務員の平均給与は次のようになっています。
2.1 国家公務員の平均給与
人事院「令和5年国家公務員給与等実態調査 報告書」によると、国家公務員の平均給与月額(俸給及び諸手当の合計)は41万2747円(全俸給表)とのことです。
参考までに、適用俸給表別の平均給与は以下の通りです。
- 全俸給表:41万2747円
- 行政職俸給表 ( 一 ) :40万4015円
- 行政職俸給表 ( 二 ) :32万9178円
- 専門行政職俸給表:44万6205円
- 税務職俸給表:42万8330円
- 公安職俸給表 ( 一 ):38万2749円
- 公安職俸給表 ( 二 ):40万9111円
- 海事職俸給表 ( 一 ):45万3720円
- 海事職俸給表 ( 二 ):37万1628円
- 教育職俸給表 ( 一 ):48万515円
- 教育職俸給表 ( 二 ):45万6832円
- 研究職俸給表:56万2418円
- 医療職俸給表 ( 一 ):83万9896円
- 医療職俸給表 ( 二 ):35万7899円
- 医療職俸給表 ( 三 ):36万574円
- 福祉職俸給表:38万7943円
- 専門スタッフ職俸給表:60万1518円
- 指定職俸給表:102万9685
- 特定任期付職員俸給表:63万1764円
- 第一号任期付研究員俸給表:47万2070円
- 第二号任期付研究員俸給表:39万5639円