2. 【新NISA】月3万円で40歳から積み立てた場合のシミュレーション

月3万円のペースで40歳から65歳まで、すなわち25年間積立投資を行った場合の65歳時点の資産額は、利回りによって異なります。

利回りが高いほど、投資期間や積立額が同額でも最終的な資産額を大きくできます。

利回りごとの資産額

利回りごとの資産額

出所:金融庁「つみたてシミュレーター」を参考に筆者作成

【利回りごとの最終的な資産額】

  • 3%:1338万円
  • 4%:1542万円
  • 5%:1787万円
  • 6%:2079万円
  • 7%:2430万円
  • 8%:2853万円

年利回り6%を目標とすれば、40歳からでも2000万円の資産形成が可能です。

長期で投資すれば、年あたりの平均リターンは安定してくると期待されることをふまえると、年利6%は株式を中心に投資すれば、決して達成困難な水準とはいい切れません。

もちろん、安定した運用成果が得られる保証はないため、年によりばらつきが想定されます。

利回りに不安がある場合、投資額を増やした場合で再度シミュレーションしてみましょう。

3. 【新NISA】投資額を変えるとどうなる?

投資額を増やせば、利回りを高くせずとも目標達成が可能になります。

例えば、利回り4%で月々の投資額を変えたときの65歳時点の資産額は次の通りです。

投資金額ごとの資産額

投資金額ごとの資産額

出所:金融庁「つみたてシミュレーター」を参考に筆者作成

【月々の投資額ごとの最終的な資産額】

  • 4万円:2057万円
  • 6万円:3085万円
  • 8万円:4113万円
  • 10万円:5141万円

月々の投資額を4万円まで増やせば、利回り4%でも65歳時点で資産額2000万円を達成可能です。

月々の投資額を増やせばそれだけ最終的な資産額も大きくなり、月10万円を拠出すれば40歳からの投資でも資産額は5000万円を超えます。

すべてを新NISAで行うのではなく、老後資金の一部を預貯金で備えるのも一つです。

最後に、新NISAにけるリスクもしっかり押さえておきましょう。