近年、キャッシュレス決済に対応している店舗やサービスが増えていることもあり、高校生や大学生なども、現金ではなくカードで支払いをしたいと考えているのではないでしょうか。
高校生はクレジットカードを申し込むことはできませんが、デビットカードなら利用可能です。デビットカードは審査がなく、年齢を満たしていれば、原則としてだれでも利用できます。
この記事では、高校生でも持てるデビットカードのメリットや、利用する際の注意点などについて解説していきます。
1. デビットカードは学生でも持てる
デビットカードとは、クレジットカードのように代金の支払いができるカードのことで、支払いをすると即時に口座から引き落とされる仕組みとなっています。銀行からお金を引き出さずに済むうえ、口座の残高以上は使えないため使い過ぎ防止にも効果があります。
デビットカードの利用対象者は、原則として中学生を除く15歳以上の方なので、高校生や大学生でも利用可能です。
デビットカードには、「J-Debit」と「国際ブランド付きデビットカード」の2つがあり、「J-Debit」は銀行のキャッシュカードがそのまま使え、金融機関の多くが対応しています。
一方、「国際ブランド付きデビットカード」は、「Visa」や「Mastercard」などの国際ブランドと提携しているカードで、各国際ブランドの加盟店であれば、国内はもちろん海外でも利用できます。
1.1 クレジットカードやプリペイドカードとの違い
キャッシュレス決済には、デビットカード以外にもクレジットカードやプリペイドカードなどがあります。キャッシュレス決済とどのような点が違うのか確認しておきましょう。
クレジットカードの利用対象者は、原則として高校生を除く18歳以上のものが多く、申し込み時には審査を受ける必要があります。支払方法は一括払いのほか、2回払い、分割払い、リボ払いなどいくつかあり、いずれも後払いとなっています。
一方、デビットカードは原則15歳以上が対象で、審査は不要、支払回数は一回払いで、即時払いとなるのが一般的です。
また、プリペイドカードは年齢制限や申し込み時の審査はありませんが、利用するにはチャージする必要があります。デビットカードは銀行口座の残高内での利用なので、チャージをする必要がありません。
では、学生にとってデビットカードはどのようなメリットがあるのでしょうか。次章で詳しく解説していきます。