3. 東京都の子育て世帯の「お金事情」

東京都の「2022年度(令和4年度)東京都福祉保健基礎調査『東京の子供と家庭』の調査結果」によると、東京都在住の世帯の年収割合は下記の結果となりました。

  • 収入なし:0.7%
  • 100万円未満:1.4%
  • 100~200万円未満:3.4%
  • 200~300万円未満:3.7%
  • 300~400万円未満:6.4%
  • 400~500万円未満:7.1%
  • 500~600万円未満:9.5%
  • 600~800万円未満:17.9%
  • 800~1000万円未満:16.8%
  • 1000~1200万円未満:12.7%
  • 1200~1500万円未満:8.8%
  • 1500万円以上:9.6%

世帯年収1000万円以上の割合は31.1%であり、3世帯に1世帯は年収1000万円以上となっているようです。

また、東京都在住の共働き世帯で年収1000万円以上の割合は38.5%、片働き世帯で年収1000万円以上の割合は28.0%でした。

厚生労働省の「2022(令和4)年 国民生活基礎調査の概況」によると、年収1000万円以上の世帯は12.6%となっていることから、東京都の子育て世帯では全国的に見ても年収が高いとわかります。

しかし、実態としては物価高により生活費が高く、また教育費も高騰する傾向にあることから、余裕がない世帯が多いのも事実です。

所得制限なしの給付金は、助かる世帯も多いでしょう。忘れずに手続きを行いたいですね。

4. まとめにかえて

東京都は2024年6月11日より、「018サポート」の申請受付を開始します。

所得制限なしで「子ども一人あたり、年間で6万円」の給付金が受けられるため、対象となる方は手続きを忘れないようにしましょう。

6月からは定額減税も始まります。

まとまった金額ではないとしても、減税や給付金は「いくら」かをしっかり把握し、何となく消費するのではなく家計改善に役立てていきたいですね。

参考資料

太田 彩子