トヨタ自動車が決算発表直後から急騰! 日経平均株価は小幅反落

【東京株式市場】 2018年5月9日

株式市場の振り返り-日経平均株価は反落、売買代金は3兆円に迫る高水準

2018年5月9日(水)の主要指標(カッコ内は前日終値比)

  • 日経平均株価 22,408円(▲99円、▲0.4%) 反落
  • TOPIX 1,772.9(▲6.9、▲0.4%) 3日ぶり反落
  • 東証マザーズ総合指数 1,159.0(▲6.2、▲0.5%) 4日ぶり反落

東証1部上場銘柄の概況

  • 値上がり銘柄数:754、値下がり銘柄数:1,237、変わらず:92
  • 値上がり業種数:9、値下がり業種数:24
  • 年初来高値更新銘柄数:90、年初来安値更新銘柄数:26

東証1部の出来高は17億2,743万株、売買代金は2兆9,264億円(概算)となり、いずれも前日より増加しました。米国のイラン核合意破棄のニュースや相次ぐ決算発表などで売買が活発になりました。

売買代金は3兆円へわずかに届きませんでしたが、相応の高水準になったようです。

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そのような中、日経平均株価は終日マイナス圏で推移しましたが、方向感が乏しい状況が続きました。前場の半ばには一時▲30円安まで下げ幅を縮小しましたが、後場の半ばには一時▲143円安まで下落するなど、下押しは限定的でしたが冴えない値動きだったようです。最後はやや挽回しましたが、結局は反落で引けました。

なお、TOPIXも同じような値動きで終わり、3日ぶりの反落となりました。

東証マザーズ総合指数は4日ぶり反落、売買代金は13日連続で1,000億円割れ

東証マザーズの出来高は3,854万株、売買代金は723億円となり、いずれも前日より減少しました。個人投資家の物色意欲の回復が鈍く、相変わらず低調な商いだったようです。売買代金も13日連続で1,000億円を下回りました。

また、総合指数は4日ぶりの反落となりました。上値を追うような勢いは感じられませんが、1,100ポイント割れの懸念は徐々に薄らいでいるようです。

場中に決算発表のトヨタ自動車が急騰、東京電力HDは一時▲9%超安の急落

個別銘柄では、前日に軒並み上昇した医薬品株が総じて大幅安となり、武田薬品工業(4502)、塩野義製薬(4507)、第一三共(4568)などが大きく値を下げました。

また、株価上昇が続いてきた電力株も下落が目立ち、東京電力ホールディングス(9501)は一時▲9%超安の急落となっています。その他では、パナソニック(6752)や任天堂(7974)が下落したのが目を引きました。

一方、珍しく取引時間中に決算発表を行ったトヨタ自動車(7203)が、発表直後から急騰して一時+4%高に迫る上昇となりました。しかし、他の自動車株は総じて安く、また、デンソー(6902)が連日で年初来安値を更新するなど冴えない値動きが目立ったようです。

その他では、昭和電工(4004)や東海カーボン(5301)など黒鉛電極関連銘柄が急騰したことが注目を集めました。

新興市場では、アスカネット(2438)やファイバーゲート(9450)が大きく値を上げた一方で、ヘリオス(4593)やブライトパス・バイオ(4594)など医療バイオ関連株の下落が目立ちました。

青山 諭志

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慶應義塾大学卒業後、国内大手及び外資系大手金融機関に合わせて10年以上勤務し、株式市場を中心にマーケット関連の仕事に従事。その後独立。金融機関では主にアナリストとして企業や産業調査活動に従事。調査内容としてはミクロ・セミマクロが主な分析対象だが、好きなのはマクロ分析。記事で取り扱うテーマはマーケット動向、企業分析といった株式市場関連の分析や貯蓄や投資といった個人の資産運用動向を取り扱う。最近は「富の分配」問題や「お金持ち」である富裕層研究にも時間を割いている。その他に興味のある分野はブロックチェーン技術とゲノム(ジーノム)。