寄せ植えより手軽に植物を楽しめる「寄せ鉢」をご存知でしょうか。

寄せ鉢とは、いくつかの鉢を寄せて飾る方法のこと。ただ寄せて置くだけの方法ですが、寄せ植えよりも手軽に楽しめるのが特徴で、鉢を寄せておくことにより、鉢同士に一体感が生まれ、お洒落な見た目も楽しめます。

そこで今回は寄せ植えより、簡単&手間いらずな「寄せ鉢」についてお伝えします。記事の後半では、寄せ鉢におすすめの植物についても参考価格とともに紹介しますので、さっそくみていきましょう!

1. 寄せ鉢の見映えをよくするコツは?

1.1 ボリュームのある植物を選ぶ

ひとつひとつの鉢に植えられている植物にボリュームがあると、寄せ鉢にしたときの見映えがよくなります。

株いっぱいに花が咲く一年草や多年草、やや高さがある低木、旺盛にツルを下方に伸ばす植物などは、単体でも見映えがよく、組み合わせることで、より豪華な雰囲気が楽しめます。

1.2 植物の高さを変える

植物は同じ高さの植物を寄せるより、それぞれ異なる高さの植物を寄せるほうが全体のバランスが取りやすくなります。

背丈が高い植物を後方、低い植物を前方に植えると、悩むことなく配置が決まるので、簡単に飾りやすいでしょう。

1.3 鉢を置く高さを変える

植物の高さが同じ場合などは、植物を寄せるときに高さを変えて置くようにします。レンガなどを敷いて、少しだけ高低差をつけてみましょう。鉢をひっくり返して、台にしてみるのもおすすめです。

ただし、鉢を置いたときにグラグラするような場所は避けるのが基本です。安定したところに鉢を置き、転倒に十分気をつけましょう。

1.4 たくさん並べすぎない

【写真1枚目/全11枚】すっきり感のあるマリーゴールドメインの寄せ鉢「こんなセンスの良い寄せ鉢を作りたい!」と思った人へ、2枚目以降の写真で「寄せ植えにおすすめの植物」を草丈別に紹介します!

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寄せる鉢の数は、3~5鉢程度にすると、誰でも簡単に寄せ鉢を楽しみやすくなります。ごちゃごちゃした感じがなくなり、センスよく飾りやすくなります。

寄せ鉢に最初にチャレンジするときは、標準的なサイズである7号前後の鉢を3~4鉢ほど並べてみましょう。外観をチェックして、物足りないときは鉢を足してバランスをとります。

1.5 鉢にこだわってみる

鉢のデザインも全体の見た目を左右する大切な要素です。お洒落な鉢に植えると、全体の雰囲気もガラリと変わるので、なんとなく垢抜けなときは、鉢を変えてみるのもひとつの方法です。

寄せ鉢ガーデニングのコツをつかんだところで、次では寄せ鉢におすすめの植物を背丈別に紹介します。お気に入りの植物を見つけたら、このゴールデンウィークは園芸店にGO!