2. 【検証】年間240万円ずつ5年間投資したら資産はどうなる?
それでは、実際に資産運用結果をシミュレーションしてみましょう。
今回は、利回り9%でシミュレーションしています。
年間240万円を5年間投資をした場合の金額を、金融庁の「資産運用シミュレーション」を用いて試算します。
- 元利合計:1508万5000円(元本1200万円+収益308万5000円)
元本1200万円に対して、収益だけで約308万円を得られる試算となりました。
シミュレーション通りに運用が進むと、元利合計で1500万円以上の資産をつくることができます。
5年間という短期間でこれだけ資産の増加が期待できるのは、投資の強みといえるでしょう。
ただし、今回のシミュレーション結果は安定して利回り9%で運用していることを想定しています。
投資には元本割れなどのリスクが伴いますので、上記はあくまで目安となる点にご留意ください。
3. 資産運用は早めのスタートが吉
今回は新NISA制度をおさらいしながら、年間240万円を5年間投資した場合のシミュレーション結果を紹介しました。
5年間という短期間であっても、収益だけで約300万円もの資産が増える結果となっていました。
ただし、今回は利回り9%と利率がやや高い設定でのシミュレーションになっています。
株式が多めに組み込まれたファンドなどは利回りが高くなる傾向がありますが、「ハイリスク・ハイリターン」という言葉がある通り、リスクも高くなってしまいます。
「資産は増やしながらも、考えられるリスクを少しでも抑えたい」という方は、運用期間を延ばしたり、想定利回りの目標数値を下げると、リスクを抑えた運用ができるでしょう。
ご自身のポートフォリオや運用スタイルに合わせて調整してみてくださいね。
参考資料
中本 智恵