3. 【新NISAシミュレーション】児童手当から毎月1万円ずつ積立投資

支給対象が高校生まで拡大すれば、児童手当を18年間受け取ることができます。

今回は、毎月1万円ずつ、18年間積み立てたケースを想定し、利回りごとにシミュレーションを行います。

※本シミュレーションは実際の運用結果を保証するものではありません。

3.1 想定利回り3.0%×18年間

【写真1枚目/全4枚】月1万円・想定利回り3.0%の場合はいくら?次の写真で”他の利回り”パターンもチェック

出所:金融庁「資産運用シミュレーション」

<資産額推移>

  • 6年:78万8000円
  • 12年:173万1000円
  • 18年:285万9000円

毎月1万円ずつ、18年間積み立てた場合、元本は216万円貯まります。

さらに、利回り3.0%で運用できたとすれば、運用益が約69万9000円となり、元利合計で約285万9000円となります。

3.2 利回り5.0%×18年間

月1万円・想定利回り5.0%

出所:金融庁「資産運用シミュレーション」

<資産額推移>

  • 6年:83万8000円
  • 12年:196万8000円
  • 18年:349万2000円

利回り5.0%で運用できたとすれば、運用益が約133万2000円となり、元利合計で約349万2000円となります。

3.3 利回り7.0%×18年間

月1万円・想定利回り7.0%

出所:金融庁「資産運用シミュレーション」

 

<資産額推移>

  • 6年:89万2000円
  • 12年:224万7000円
  • 18年:430万7000円

利回り7.0%で運用できたとすれば、運用益が約214万7000円となり、元利合計で約430万7000円となります。

3.4 利回り10.0%×18年間

月1万円・想定利回り10.0%

出所:金融庁「資産運用シミュレーション」

<資産額推移>

  • 6年:98万1000円
  • 12年:276万4000円
  • 18年:600万6000円

利回り10.0%で運用できたとすれば、運用益が約384万6000円となり、元利合計で約600万6000円となります。

4. 積立投資で重要なのは「継続」と「商品選び」

積立投資のメリットは、積立期間が長ければ長いほど価格変動のリスクを抑えられる点と、複利効果を得られる点です。そのため、積立投資で最も重要なのは粘り強く継続することです。

また、シミュレーション結果からもわかるように、利回りによって運用結果が大きく異なります。

リスクが高い商品ほど大きなリターンを得られる可能性もありますが、今後の相場状況によっては損失が出る可能性もあるでしょう。

積立投資なら価格変動のリスクを抑える効果はあるものの、必ずしもシミュレーションのような運用ができるとは限りません。自身のリスク許容度に合わせて積み立てる商品を厳選し、長く保有したいと思える商品を選びましょう。

参考資料

加藤 聖人