老後までラストスパート！50歳代夫婦が「あと1000万円」貯めるためにやるべき4つの節約ポイント！ 【貯蓄額の一覧表】平均貯蓄額と中央値

2. 50歳代夫婦、「貯蓄なし」の世帯が27.4％で最多

では、50歳代夫婦が実際にどのくらいの貯蓄があるのか、金額ごとの割合を見ていきましょう。

2.1 50代・二人以上世帯の貯蓄額別の世帯割合

• 金融資産非保有：27.4％
• 100万円未満：9.1％
• 100～200万円未満：6.4％
• 200～300万円未満：3.8％
• 300～400万円未満：3.9％
• 400～500万円未満：3.8％
• 500～700万円未満：5.6％
• 700～1000万円未満：5.5％
• 1000～1500万円未満：8.9％
• 1500～2000万円未満：4.2％
• 2000～3000万円未満：5.4％
• 3000万円以上：11.2％

• 平均：1147万円
• 中央値：300万円

最も多いのは、「貯蓄なし」で27.4%となっており、約4世帯に1世帯が貯蓄なしということになります。

しかし、次いで多いのが「3000万円以上」で11.2%となっており、老後に向けて貯蓄を着実にすすめている夫婦も多いことがわかります。

なお、1000万円以上の貯蓄がある夫婦は29.7%となっており、全体的に十分な貯蓄がすすんでいない傾向にあるといえるでしょう。

3. 毎月いくら貯蓄すればいい？金額をシミュレーション

50歳代夫婦がこれから毎月3万円・5万円・8万円・10万円を貯蓄した場合、5年後と10年後にはいくらになるのかをまとめました。

毎月3万円ずつを積み立てた場合、5年後には180万円、10年後には360万円になりますが、1000万円には程遠い金額です。6万円ずつ積み立てた場合は10年後に600万円になりますが、やはり1000万円には届きません。

しかし、毎月8万円ずつ積み立てると、5年後には480万円、10年後には960万円となり、1000万円に近い金額を貯められます。

とはいえ、毎月8万円ずつを積み立てるのは簡単なことではありません。そこで、貯蓄のほかに「節約」も取り入れることで、老後資金の準備に役立ててみましょう。

すでに節約に取り組んでいるという方もいると思いますが、まだまだ節約できる部分があるかもしれません。

次章では今から始められる節約のポイントを4つに絞ってご紹介しますので、参考にしてみてください。