2. 西日と暑さに強い花!寒さにも強くて冬越し簡単な宿根草3選

2.1 エキナセア

切り花にしてお部屋に飾っても素敵な「エキナセア」

エキナセアの花が咲いている。花弁の色はピンク、中央部は茶色く盛り上がっている。

CARMEN AGULLO MOLLA/istockphoto.com

エキナセアは初夏から秋までおしゃれな花を咲かせてくれる宿根草。品種が豊富で、さまざまな花色や花形、草丈が選べるため、植えられる植物が限られる暖地ガーデニングの強い味方です。

花もちがいいので、切り花にしてお部屋に飾るのもおすすめ。暑くてお庭に出たくないときも、室内でお花を楽しめますよ。

晩秋に花が終わったら地際で切りつめて冬越ししましょう。エキナセアはハーブの仲間ですが、ほとんどの品種は観賞用です。食用にしたい場合は、品種を確認して購入しましょう。

※参考価格:300~900円前後(3号ポット苗)

2.2 チェリーセージ

どんな雰囲気のお庭にも合わせやすい「チェリーセージ」

チェリーセージが咲いている。色は白と赤のツートンカラー

pilialoha/shutterstock.com

チェリーセージは初夏から晩秋まで、サクランボのような甘い香りの花を咲かせます。花色は赤、黄色、紫、白、ピンクなど。暑い季節のお庭も明るく爽やかに彩ってくれるお花です。

控えめな雰囲気で、どんな雰囲気のお庭にも合わせやすいチェリーセージ。ポプリや切り花として、お部屋で香りを楽しむのもおすすめです。

宿根草ですが、暖地では冬も花を咲かせることがあるほど、寒さに強い植物。エキナセア同様、ハーブの仲間ですが、ほとんどの品種は観賞用です。

※参考価格:300~600円前後(3号ポット苗)

2.3 バーベナ ボナリエンシス(三尺バーベナ)

可憐な小花がポンポンのように集まって咲く「バーベナポリエンシス」

バーベナポリエンシスの花。色はピンク

Thunchit Wonghong/shutterstock.com

長く伸びた花茎の先に、愛らしい小花がポンポンのように集まって咲く、バーベナボナリエンシス。花期が梅雨時から秋までと長いのも魅力です。

ピンク~淡い紫の優しい花色で、ナチュラルガーデンにぴったりの宿根草。草丈が高いので、花壇の背景におすすめです。花が風に揺れる姿は涼しげで、真夏のお庭を爽やかに彩ってくれますよ。

強健で、ほったらかしでも育つ植物です。しかし、こぼれ種からも増えるので、広がりすぎないように注意しましょう。広げたくない場合は種が落ちる前に花を摘み、離れた場所から出てきた株は抜くなどの配慮が必要です。

※参考価格:300~600円前後(3号ポット苗)

3. 西日と暑さに強い花!夏のお庭を彩る宿根草3選

3.1 ルドベキア

小さなヒマワリのような明るさで庭を彩る「ルドベキア」

ルドベキアの花。花弁はオレンジがかった黄色、中央部は茶色。

360VP/shutterstock.com

ルドベキアは梅雨時から秋まで、小さいヒマワリのように元気で鮮やかな花を咲かせます。切り花にしても見ごたえがあり、夏のお庭やお部屋を明るく彩ってくれますよ。

品種によって一年草と宿根草があるので、確認してから購入しましょう。また、品種によって草丈も異なります。植えたい場所に合わせて選んでください。

花が咲き終わったら地際で切り、枯葉などで株をマルチングして冬越ししましょう。

※参考価格:150~1000円前後(3号ポット苗)

3.2 センニチコウ ファイヤーワークス

丸くてカサカサした花を咲かせる「センニチコウ ファイヤワークス」

センニチコウファイヤワークスの花。色はピンク。

Kochmun/shutterstock.com

センニチコウは初夏から秋までの長い期間、丸くてカサカサしたかわいらしい花を咲かせます。

一年草として扱われる品種が多いセンニチコウですが、ファイヤーワークスは比較的寒さに強いため、暖地では屋外でも冬越し可能。

ピンク~薄紫の優しい花色で、どんな雰囲気のお庭にも合わせやすいですよ。

開花から時間が経っても色が変わりにくいので、きれいなドライフラワーが作れるお花です。夏前に株が込み合ってきたら、収穫を兼ねて切り戻し、ブーケやリースのアレンジを楽しめます。

蒸れに弱いので、乾燥気味に育てましょう。ルドベキア同様、花が咲き終わったら地際で切り、枯葉などで株をマルチングして冬越ししてください。

※参考価格:300円前後(3号ポット苗)

3.3 ユーコミス(パイナップルリリー)

パイナップルのようなユニークなフォルムの花を咲かせる「ユーコミス」

ユーコミスの花。色はピンク、細長いパイナップルのような形。

NattaPort/shutterstock.com

夏にパイナップルのような花を咲かせるユーコミス。トロピカルな雰囲気が暑い夏にぴったりの、個性的で目を引くお花です。

品種によって草丈が異なるので、植えたい場所に合わせて選びましょう。暑い時期でも花もちがいいので、切り花としても人気です。

花が咲き終わったら花茎を根元から切っておくと球根がよく育ち、翌年の花付きがよくなります。冬は枯葉などでマルチングし、断水して休眠させましょう。

※参考価格:500~1100円前後(球根1球)

4. まとめ

植えっぱなしで毎年楽しめる、今が植えどきの西日と暑さに強い宿根草を6つご紹介しました。植えてみたい宿根草はありましたか?

今回ご紹介した宿根草はすべて、日当たりと風通しのよい場所を好む植物。強い西日や直射日光も気にする必要はありません。

暑くなる前に苗を植え、お世話の手間が少ない夏の花を楽しみましょう。

LIMO編集部