2. 【植えっぱなし多年草ガーデニング】お世話楽ちん&見栄え良し!おすすめの多年草6選

2.1 宿根イベリス

まるで砂糖菓子のような可憐な花を咲かせる「宿根イベリス」

宿根イベリスの花が咲いている。色は白。

Gerrit Lammers/shutterstock.com

  • 学名:Iberis
  • 科名・属名:アブラナ科マガリバナ属
  • 開花時期:4~6月ごろ

まるで砂糖菓子のような、愛らしい小花をたくさん咲かせる宿根イベリス。

草丈が高いタイプや低い品種、ほふく性がありグランドカバーやハンギングプランターに活躍できるものなど多数の品種が揃っています。

基本的に育てやすい性質ですが、多湿が苦手なので日当たり・風通し・水はけが良い場所で育てましょう。イベリスには一年草タイプもあるので、購入時には間違わないよう気を付けてください。

※参考価格:500~800円前後(3号ポット苗)

2.2 シャクヤク(芍薬)

華やかかつ落ち着いたたたずまいの「シャクヤク」

シャクヤクの花が咲いている。色はピンクで手毬のような形。

Natali22206/shutterstock.com

  • 学名:Paeonia lactiflora
  • 科名・属名:ボタン科 / ボタン属
  • 開花時期:5~6月ごろ

豪華な花の姿で庭をエレガントに演出してくれるシャクヤク(芍薬)。

華やかながらも落ち着いた雰囲気もあるため、和の庭や和モダンのスペースにもしっかりマッチしてくれます。

一重咲きやバラ咲き、手まり咲きなど咲き方が違う品種も多く、香りが楽しめる種類も豊富。夏の強い西日と冬の北風が当たらない場所への植え付けがオススメです。

※参考価格:800~2000円前後(3~4号ポット苗)

2.3 アガパンサス

花火のような花姿が涼やかな「アガパンサス」

アガパンサスの花が咲いている。花の色は白と紫がかった青。背景には白いフェンスがある。

Sabine Hortebusch/shutterstock.com

  • 学名:Agapanthus
  • 科名・属名:ヒガンバナ科ムラサキクンシラン属
  • 開花時期:5月~8月ごろ

アガパンサスは初夏の訪れを知らせてくれる花。清涼感のある花を咲かせ、夏を涼しげに演出してくれます。

冬にも葉が枯れにくい常緑種なので、花が無い時期にもグリーンのカラーリーフとして活躍。葉に白い模様が入る「斑入りアガパンサス」を選ぶと庭にアクセントが生まれ、より見栄えが良くなりますよ。

半日陰〜日当たりが良い場所で管理しましょう。

※参考価格:400~800円前後(3号ポット苗)

2.4 宿根フロックス

小さな花が集まって手毬のように咲く「宿根フロックス」

宿根フロックスの花が咲いている。色はピンク。

AngieC333/shutterstock.com

  • 学名:Phlox
  • 科名・属名:ハナシノブ科 / クサキョウチクトウ属
  • 開花時期:6~10月ごろ

小花を密集させて手毬のような花房をつくる宿根フロックス。暑さにも寒さにも強く、高温多湿の真夏の庭でも元気に花を咲かせ続けてくれます。

さまざまな品種があるなかでも、草丈が130センチほどに育つ高性種は庭に立体感を出したいときにオススメ。

庭や花壇の後方にレイアウトすると、視覚効果により庭を広く見せる効果が期待できますよ。日当たりと風通しの良い場所を好みます。

※参考価格:500~1000円前後(3号ポット苗)

2.5 ツワブキ

和のたたずまいが落ち着いた雰囲気の「ツワブキ」

ツワブキの花が咲いている。花の色は黄色で花弁は細い。葉は濃い緑色

Lee waranyu/shutterstock.com

  • 学名:Farfugium japonicum
  • 科名・属名:キク科ツワブキ属
  • 開花時期:10~12月ごろ

ツワブキは、日本で古くから愛されている植物。秋から冬にかけては菊のような小さな花が、開花後にはタンポポのような綿毛が、花が無い時期は丸いフォルムをした葉の姿が楽しめます。

葉の形や模様、また花の色が違う品種がたくさんあるので、庭の雰囲気にあう種類を見つけてみましょう。耐陰性があるので日当たりが悪いスペースにもオススメです。

※参考価格:500~1000円前後(3号ポット苗)

2.6 ヒューケラ

カラーリーフだけではなく花も楽しめる「ヒューケラ」も!

ヒューケラが植えられている。葉の色は朱色と、緑に赤の斑が入っているもの2種類。茎の先端に小花が咲いている。

Kabar/shutterstock.com

  • 学名:Heuchera
  • 科名・属名:ユキノシタ科ツボサンゴ属
  • 開花時期:5〜7月ごろ

葉の発色を楽しむカラーリーフのなかでも、特に手がかからないのがヒューケラ。単色から複色まで多彩な色合いがあり、放置気味でもよく育つ丈夫な性質を持っています。

直射日光に弱く耐陰性があるので、日陰のスペースにレイアウトするのがオススメ。

日当たりが良い場所で育てたいときは、日光に強い「ヒューケラ・ドルチェシリーズ」をセレクトしましょう。春には白やピンクの小花を咲かせ、一味違う姿で楽しませてくれますよ。

※参考価格:300~800円前後(3号ポット苗)

3. まとめにかえて

季節が変われば新しい花を咲かせ、四季の移ろいを感じさせてくれるのが多年草の魅力。

とはいえ、環境が合わないと花が咲かなかったり、茎がヒョロヒョロになったりなど元気に育たないことがあります。

まずは庭の日当たりや風通し、水はけなどを確認し、その場所に適した多年草を探すところからスタートしましょう。

手間がかからないのにキレイな花が咲く…そんな庭を目指し庭づくりを楽しんでくださいね。

LIMO編集部