旅行消費額は国内旅行だけで8200億円超えに
旅行会社の株式会社JTBは、2024年のゴールデンウィークに関するアンケート調査や各種経済動向などをもとにした旅行動向を発表しました。
株式会社JTBの推計によると、ゴールデンウィーク中に国内旅行をする人は2280万人で、旅行消費額は総額8231億円になると予想されています。海外旅行を含めた数値だと、総旅行者数は2332万人、総旅行消費額は9630億円です。
1万人を対象にアンケートを行ったところ、2024年のゴールデンウィークは「旅行に行く」「たぶん旅行に行く」と答えた人の割合は26.5%でした。およそ4人に1人は、ゴールデンウィークの間にどこかへ旅に行く計算になります。
旅行傾向1:旅行日数は1泊2日が最多
調査結果を見てみると、旅行日数は1泊2日が37.7%で最多でした。次いで2泊3日が33.9%、3泊4日が17.1%という結果になっています。
割合だけを見ると1泊2日が多いのですが、2023年の比率と比べてみると1.2%減少しています。逆に2泊3日が0.2%、3泊4日が1.7%増加しており、旅行日数が昨年より増えているようです。
旅行傾向2:出発日は連休の初日が多い傾向にある
2024年のゴールデンウィークは、最長で10連休になります。4月27日(土)から4月29日(月・祝)が3連休、5月3日(金・祝)から5月6日(月・振)が4連休で、4月30日(火)から5月2日(木)も休むと10連休になる計算です。
旅行の出発日を見てみると、5月3日(金・祝)が最多の20.8%、次いで4月27日(土)が16.6%で、連休の初日に出発する人が多いことが分かります。
逆に旅行に出発する人が少ないのは、5月4日(土・祝)の3.1%や、4月25日(木)の3.2%でした。
「ゴールデンウィーク中に旅行したいけど、人が多いのはちょっと…」という方は、出発日をずらしてみるのも良いかもしれませんね。
GWの旅行の予約は早めに済ますのが吉!
2024年のゴールデンウィークの旅行では、沖縄県・北海道・長崎県が人気であることが分かりました。また、島根県・香川県・鹿児島県は2023年と比べると予約人数が増加しており、注目度が高まっていることが伺えます。
ゴールデンウィークの間は毎年多くの人が移動するため、交通機関や宿泊施設の予約が早めに埋まってしまうことも。
新幹線「のぞみ」は4月26日(金)から5月6日(月・振)にかけて全席指定になるため、席の確保はきちんと済ませておきたいところです。
思い立ったが吉日。ゴールデンウィーク中にどこか出かけたいと感じたら、早めにホテルや電車を予約してみてくださいね。
参考資料
- 株式会社エイチ・アイ・エス「HISゴールデンウィーク 旅行予約動向」(PR TIMES)
- 株式会社JTB「JTB、2024年ゴールデンウィーク(4月25日~5月5日)の旅行動向を発表」(PR TIMES)
- JR東海「2024年ゴールデンウィークにおける東海道・山陽新幹線「のぞみ」号を全席指定席として運行する期間について」
成瀬 亜希子