2. バブル期の金利はどれくらいだったのか

バブル期は、1986年12月から1991年2月ごろまでを意味します。

ピーク時には、預金金利が年2%を超えていました。

100万円を預けた場合、年2%だと利息が2万円になる時代です。

ただ預けておくだけで利息が2万円になるため、バブル期は金利のある世界だったといえるでしょう。

バブル期に比べれば、年0.02%の引き上げだと金利のある世界とはいえないでしょう。

では、お金を効果的に増やすための方法を確認しましょう。

3. お金を効果的に増やすためには

お金を効果的に増やすためには「短期」「中長期」の視点で預け先を変えましょう。

一般的に、預け先として有効だとされている方法は、以下の通りです。

  • 短期:預金
  • 中長期:債券・株式投資

債券や株式に投資するメリットは「複利効果」です。

保有期間が長くなると、複利によって利息が大きくなります。

そのため、10年後より先の資産形成に効果的です。

投資期間と複利効果の関係

投資期間と複利効果の関係

出所:金融庁「資産形成の基本」

投資によって効果的な成果を出すためには、分散投資を心がけましょう。

分散投資は、資産や通貨、地域などの分散方法があります。

分散投資とは

分散投資とは

出所:金融庁「資産形成の基本」

分散投資では、異なる値動きをする資産を組み合わせると良いでしょう。

それぞれの資産を組み合わせることで、リスクとリターンのブレが少なくなる可能性が高まります。

分散投資をする場合、NISAを活用すると良いでしょう。

NISAは投資で得た配当金や売却益が非課税になる制度です。

新NISAとは

新NISAとは

出所:金融庁「新しいNISA」

つみたて投資枠では、投資信託によって中長期的な資産形成が可能です。

株式を直接購入したい場合は、成長投資枠を活用してください。

どちらの枠を活用するかは、お金の専門家であるファイナンシャルプランナーに相談してください。

4. 効果的にお金を増やすには工夫が必要

各銀行が、マイナス金利政策の解除を受けて、続々と預金金利の引き上げを実施しています。

金利は高くなりましたが、バブル期の頃と比べると、まだ預金金利でお金を効果的に増やすとまではいかないでしょう。

そのため、お金を効果的に増やすには、短期と中長期でお金の預け先を変えることが重要です。

中長期的にお金を増やすには、複利効果のある債券や株式への投資を活用すると良いでしょう。

株式等による投資で活用したいのが、配当金や売却益を非課税で受け取れるNISAです。

まずは情報収集から始めてみてはいかがでしょうか。

参考資料

川辺 拓也