1. 今回ご紹介する「ほとんど勝手に花咲く」多年草5選
- アネモネ
- クリスマスローズ
- クロスコミア
- キキョウ
- アジュガ
それぞれの植物に最適な時期、環境さえ意識すれば、ほぼ植えっぱなしでOKな植物をピックアップ。
ガーデニング初心者さんや毎日忙しいみなさんにピッタリな「手間がかからない、しかし、美しい」多年草の植物たち。是非参考にしながらガーデニングを楽しむきっかけにしていきましょう。
2. ほったらかしでも「ほとんど勝手に花咲く」多年草5選
2.1 アネモネ
- 学名:Anemone coronaria
- 科名・属名:キンポウゲ科イチリンソウ属
古代から人々と深くつながり、神話や伝説に頻繁に登場するアネモネ。その伝播には十字軍や巡礼者が関与しており、とても歴史ある植物です。
日本の生育環境では、秋に芽を出し、春に咲き、夏に塊根を作って休眠し、また秋に芽を出します。
植える際の環境としては、水はけがよく、日がたっぷり当たる場所に植えつけましょう。
夏になると地上部分は枯れてしまいますが、そこで肥料を沢山与えるのはNG。多湿にならないように管理をすると、タイトル通り「ほったらかし」で花が咲き続けます。
※参考価格:300~600円程度(ポット苗)※球根は30円前後
2.2 クリスマスローズ
- 学名:Hellborus × hybridus
- 科名・属名:キンポウゲ科 / クリスマスローズ属
寒さに耐え、うつむきがちに気品ある花を咲かせるクリスマスローズは「冬の貴婦人」の異名を持っています。その凛とした美しさから、多くのガーデナーを虜にしてきました。
栽培の難易度はアネモネよりも上がりますが、日陰でも育つなど、強健で育てやすい種類が多いです。
その性質ゆえ、鉢植えにも庭植えにもピッタリ。穏やかな光の当たる明るい半日陰に植えつけると、冬枯れの庭を彩ってくれます。アネモネからのステップアップにも向いている植物といえます。
※参考価格:1000~2000円前後(3号ポット苗)
2.3 クロコスミア
- 学名:Crocosmia
- 科名・属名:アヤメ科クロコスミア属
こちらもクリスマスローズ同様、様々な品種を持つ植物で、その種類は300以上あります。
地下に張った球根が毎年1個ずつ増えていき、3〜4年分は枯れずに残り続けるため、団子のように見えます。
強い繁殖力を持つため、野生化し、適応していったものが各地で見られます。
花が夏に咲き、冬には球根として休眠をします。こちらも先程の植物たち同様「植えっぱなし」で殆ど手間がかかりません。
※参考価格:800~1200円(3号ポット苗)
2.4 キキョウ
- 学名:Platycodon grandifloras
- 科名・属名:キキョウ科キキョウ属
キキョウは、今回ご紹介する5種類の中で最もなじみ深い花かもしれませんね。その美しさは昔から愛され続けており、人々は観賞用、薬用と様々な用途にキキョウを有効活用してきました。
夏から秋にかけて白、ピンク、又は紫の花を咲かせます。耐寒性にも優れるため、生育環境にさえ気を付けていれば、ほったらかしでも育てやすい花です。
※参考価格:300~600円(3号ポット苗)
2.5 アジュガ
- 学名:アジュガ
- 分類:シソ科キランソウ属
ほふくして育ち、春には青紫やピンクの花を多数咲かせるアジュガ。
寒さに強く、乾燥に弱いという性質を持ち、直射日光の当たる場所での栽培には不向きですが、日陰の庭(シェードガーデン)では育てやすい植物です。
ブロンズリーフの品種は、グランドカバーとしてもその魅力を存分に発揮。大人シックな雰囲気なたたずまいが楽しめます。
※参考価格:300~800円(3号ポット苗)
3. まとめにかえて
今回は、5種類のほとんど「ほったらかし」で育つ植物を紹介してきました。
是非今回の記事を参考に、ガーデニングの一歩を踏み出してみませんか?
既にガーデニングを始めている方にとっても、この記事が新たなヒントとなればと思います。
LIMO編集部