春を迎えて、新しい環境で生活を始めた人も多いのではないでしょうか。新生活ってとてもわくわくしますよね。いろんな人と出会い、いろんなことが始まるいい季節です。せっかく生活が変わって、気も引き締まっているときなのでお金が貯まるような生活に変えていきたい、でもどこを直せばいいのか…という人もいるかもしれません。

そこで今回は、お金が貯まらなくなってしまう弱点とはどんなものかについてご紹介します。ぜひ見直しのきっかけにしてみてください。

固定費の見直しは必ず行うこと

固定費は環境に依存することが多い費用の1つです。たとえば、通信費。環境が変わって、よく使う機能が変更になることってよくありますよね。

会社の人と主に通話で連絡を取っていたという場合には通話にかかる料金プランは高いものが必要だったかもしれませんが、無料通話アプリを使って連絡を取り合う職場に変わったというのであれば通話にかかる料金プランを変更することができますよね。その分浮かせることもできますし、インターネット通信を重視したプランに変更できるかもしれません。

固定費の見直しは、インパクトが大きいうえに長期的に見ても効果は絶大です。1カ月5000円カットできるだけで、1年間で6万円、10年間で60万円の節約になるのです。

インターネット代も同じことで、環境が変わればライフスタイルが変わることもあります。これまで必要だと思っていたデータ通信量も、ライフスタイルが変わって自宅でネットを利用する頻度や時間が変われば今よりもっと安いプランに変更してもいいかもしれませんよね。

このように、節約できるところを放置したままにしているとなかなかお金が貯まらなくなってしまいます。

時間的・場所的制約で手放す必要があるものをきちんと手放すこと

環境が変わると、時間的な制約・場所的な制約も変わりますよね。それでも、続けることに固執しすぎると合理的ではないお金の使い方をしてしまう可能性があります。たとえば、「これまでは定時で帰ることができていたから毎日ジムに通っていたけれど、残業の多い会社に転職したから通えなくなるかもしれない」といった場合です。

この場合、2つの選択肢がありますよね。1つはそもそもジムをやめてしまって、別の方法で健康維持に努めること。もう1つは、自分が通える時間に限定したプランに変更することです。これまでが土日・平日使い放題プランだったものを土日のみのプランに変更することで少し月額料金が安くなるとしたら、それは合理的な判断ですよね。

「もしかしたら残業が多くても行ける日が来るかもしれないから」と続けていても、実際に行ける日が少なかったら支払っているお金がもったいないですよね。「行けるかも」と思っても、環境が変わって2~3カ月経ってみないと実際のことはわかりません。

2~3カ月して、やはり平日も通えそうだと思ったら平日も使えるプランにしたらいいでしょう。通いたいという気持ちもわかりますが、現実的なところを見て考えたほうがよさそうです。手放すべきものをきちんと手放せるかどうかで、毎月のお金が大きく変わってきますよ。

「面倒くさい」はお金の大敵

「面倒くさい」が口癖になっている人、要注意です。新生活とともに封印してください。

「面倒くさいと感じる手間」に対して私たちはお金を払っていることもよくありますよね。スーパーよりもコンビニのほうが近くて便利だから、スーパーのほうが安く買えるとわかっているのにコンビニで購入する、というのはある意味「面倒くさいと感じる手間」を省けるから、その分割高なお金を払って同じものを手に入れるわけです。

このように「面倒くさい」と感じることが増えると、その分余計な支出が増えてしまいます。もちろん、時間を有効活用するために割高なお金を支払うこともあるでしょうが、時間に余裕があるときはせめて、「面倒くさい」という感覚は捨てて、お金を大事に使うことを心がけてみてはいかがでしょうか。

「不健康でいること」は「お財布にも悪いこと」