3. 「数年後の復活」を信じて、現在も使用している
Zamaさんによると、クリップ棒の使用期間は「おそらく6から7年くらい」とのこと。
今回の1本ばかりを酷使し続けたわけではないそうですが「殻を破り復活したのは、この1本だけだった」といいます。
取材の際に、現在の写真も見せてくれたZamaさん。クリップ棒について「現在も使っています。数年後に再び復活すると信じつつ(笑)」とユーモアを交えて説明してくれました。
長年使ってた塗装用のクリップ棒がミシミシいってるからいよいよぶっ壊れるのかと思ってたら塗膜が全部剥がれて新品のアイツが輝きをまとって復活した。不死身かおまえは🤣#プラモデル pic.twitter.com/RiPGXMjya2
— Zama (@Zama31693025) March 20, 2024
4. 国内の玩具市場規模は9525億円
「プラモデル制作に使用していた工具の復活」が話題となったことに関連して、ここからは国内における「玩具市場の規模」を紹介します。
一般社団法人日本玩具協会の調査によると、2022年度の日本国内における玩具市場規模は、希望小売価格ベースで約9525億となっており、過去最高の記録を更新しました。
そのうち「プラモデル、ホビーR/C、鉄道模型、フィギュア、その他」が含まれる「ホビー」分類の市場規模は約1668億円となっており、中分類において売上金額の伸びが大きかったもののひとつには「プラモデル」が挙げられています。
5. 一番気に入っている作品は、ガンプラと昆虫を掛け合わせた「ベギルベウ」
プラモデルが趣味だというZamaさん。取材の最後に「もっともお気に入りの作品」をお聞きしました。
「なかなか一番は決められませんが、特に印象に残っているのはガンプラと昆虫を掛け合わせて作った『ベギルベウ』です」とのこと。
繊細な設計が伝わるこちらの作品には、Zamaさんの工夫がたくさん詰まっています。
「蝶の触角や口吻等、元となったプラモデルのデザインの邪魔にならない程度に、昆虫それぞれの特徴を盛り込む事にこだわりました」と詳しく教えてくれました。
ほかにも「カブトムシ・蜂・カマキリなどを掛け合わせたプラモデル」もあるそうです。ZamaさんはXアカウントにて、素敵な作品を多数公開中。気になる方は、ZamaさんのXアカウントを覗いてみてはいかがでしょうか。
参考資料
小野田 裕太