3. 「数年後の復活」を信じて、現在も使用している

Zamaさんによると、クリップ棒の使用期間は「おそらく6から7年くらい」とのこと。

今回の1本ばかりを酷使し続けたわけではないそうですが「殻を破り復活したのは、この1本だけだった」といいます。

復活を遂げたクリップ棒

プラモデル制作で使うクリップ棒

出所:@Zama31693025さん提供

取材の際に、現在の写真も見せてくれたZamaさん。クリップ棒について「現在も使っています。数年後に再び復活すると信じつつ(笑)」とユーモアを交えて説明してくれました。

4. 国内の玩具市場規模は9525億円

「プラモデル制作に使用していた工具の復活」が話題となったことに関連して、ここからは国内における「玩具市場の規模」を紹介します。

一般社団法人日本玩具協会の調査によると、2022年度の日本国内における玩具市場規模は、希望小売価格ベースで約9525億となっており、過去最高の記録を更新しました。

そのうち「プラモデル、ホビーR/C、鉄道模型、フィギュア、その他」が含まれる「ホビー」分類の市場規模は約1668億円となっており、中分類において売上金額の伸びが大きかったもののひとつには「プラモデル」が挙げられています。

5. 一番気に入っている作品は、ガンプラと昆虫を掛け合わせた「ベギルベウ」

プラモデルが趣味だというZamaさん。取材の最後に「もっともお気に入りの作品」をお聞きしました。

美しいプラモデル作品

プラモデル

出所:@Zama31693025さん提供

「なかなか一番は決められませんが、特に印象に残っているのはガンプラと昆虫を掛け合わせて作った『ベギルベウ』です」とのこと。

繊細な設計が伝わるこちらの作品には、Zamaさんの工夫がたくさん詰まっています。

「蝶の触角や口吻等、元となったプラモデルのデザインの邪魔にならない程度に、昆虫それぞれの特徴を盛り込む事にこだわりました」と詳しく教えてくれました。

美しいプラモデル作品

プラモデル作品

出所:@Zama31693025

ほかにも「カブトムシ・蜂・カマキリなどを掛け合わせたプラモデル」もあるそうです。ZamaさんはXアカウントにて、素敵な作品を多数公開中。気になる方は、ZamaさんのXアカウントを覗いてみてはいかがでしょうか。

参考資料

小野田 裕太