ガーデニングは植物の世話が大変そうで、忙しい自分には無理…と思っていませんか?そんな方にオススメなのが、完璧を目指さず気軽に楽しむ「楽ちんガーデニング」。

植物が本来持っている力をうまく利用すれば、こまめなお手入れをしなくても大丈夫。今回はがんばり過ぎないガーデニングのコツを紹介します。

記事最後にはほったらかしでも元気に育つ「楽ちんガーデンの救世主」となる植物も、参考価格とともにピックアップしていますので、庭づくりの参考にしてくださいね。

1. 楽ちんガーデニングのすすめ「4カ条」頑張りすぎないガーデニングのコツとは?

1.1 第1条:適材適所で植物の生命力におまかせする

植物は品種によってタップリと光が当たる場所を好むタイプもあれば、少し暗めのほうがイキイキと育つものもあります。その場所に適した植物を植えることが楽ちんガーデニングの最初の一歩。

さらに強い味方になってくれるのが生命力旺盛な植物で、ほとんど手をかけなくてもスクスク育ち、庭の主役を担ってくれます。勝手にスペースをみつけて、地面に広がってくれるグラウンドカバープランツもオススメ。

植物が思い通りに育たないのは当然のことと割り切って、気に入った場所で植物がのびのびと育つ庭を目指しましょう。

1.2 第2条:多年草の開花を期待せず一年草をピンチヒッターに

多年草は植えっぱなしでも毎年花を咲かせるというのが定説ですが、必ずしもそうとは言えません。いたってマイペースな性質のものが多く、前年より花数が少なかったり、デリケートな品種は開花が1年おきだったり。

どの季節もナチュラルな花が咲き乱れる庭を期待していると、がっかりすることもあります。そんなときにピンチヒッターとして活躍してくれるのが一年草。

空間が目立つ場所に華やかな一年草を植え込みましょう。多年草だけにこだわらず、植物の多様性をうまく組み合わせるのがポイントです。

1.3 第3条:なじみ深い定番品種に頼る

なじみ深い植物こそ実は「楽ちんガーデンの救世主」
春の定番花チューリップの他にも魅力的な花はいっぱい!

チューリップの花。白と黄色。ムスカリの花は青。

j-wildman/istockphoto.com

ガーデニング雑誌に登場するあこがれの庭には、さまざまな外国産の品種やオシャレな花がたくさん紹介されています。あまり見かけないような珍しい花を自分も育ててみたい…と思うのも当然でしょう。

ただ外来種や新品種は日本の環境に合わないこともあるため、安心して育てられるという点では昔ながらの定番品種に勝るものはありません。

ハイセンスで人に自慢できる庭ではなく、安定感のある頼れる植物で心配無用のお気楽ガーデニングを楽しみましょう。

1.4 第4条:暑さや乾燥に強い植物で水やりを減らす

仕事や旅行などで在宅時間が少なめという方にとって負担になるのが日々の水やり。とくに近年の日本は夏の猛暑が問題で、家に帰るとかわいそうなほど草花がしんなりしていることも。

そこで救世主となるのが暑さや乾燥に強い植物。もともと気温が高く雨が少ない地域を原産とする品種をメインにして、雨水にまかせるだけでほとんど水やりしなくても済む庭を作りましょう。

「楽ちんガーデニングのすすめ」4カ条をご紹介したところで、次では、ほったらかしでも育つおすすめの植物たちを紹介します。忙しい人や初心者ガーデナーさんならぜひぜひ取り入れてほしい、手間いらずでオシャレな植物ばかり。

まさに「楽ちんガーデニングの救世主」となるおすすめの植物を一気にお見せします!春からのガーデニング計画に役立つこと間違いなし!それでは見ていきましょう。