3. 【PayPayほけんのペット保険】保険ではなく「ほけん」の理由

PayPayほけんは2020年1月にリリースした「Yahoo!オークションあんしん修理」を皮切りに細かいニーズに応える保険商品を矢継ぎ早に展開。2023年12月時点で累計加入件数は500万件を突破するなど、急成長を遂げています。

PayPayほけんは短期間で急成長している

発表会の資料

出所:PayPay保険サービス株式会社提供

同社の保険はYahoo!での商品購入・旅行予約と同時に保険加入する「シナリオ保険」とPayPayアプリから簡単に加入・請求ができる「PayPayほけん(ミニアプリ)」の2種類があり、今回の「これだけペット」は後者にあたります。

「PayPayほけん(ミニアプリ)」は「これだけペット」を含めて、現在11種類を提供しており、売上の半分以上を占める「あんしんドライブ」のような定番の短期保険だけでなく、業界初の熱中症特化保険「熱中症お見舞金」のようなユニークな商品もラインナップしています。

PayPayほけん(ミニアプリ)の「これだけペット」以外のラインナップ

発表会の資料

出所:PayPay保険サービス株式会社提供

同社の兵頭裕・代表取締役社長CEOは発表会で「PayPayほけんが『保険』ではなく『ほけん』としているのは、『情報技術のチカラで、保険を手軽で身近なものに』というミッションがあるから。もっと保険を分かりやすいものにしていきたい」とコメントしました。

兵頭裕・代表取締役社長CEO

壇上で話す男性の写真

筆者撮影

「当社は保険代理店だが、保険会社の既存の保険を販売するのではなく、こんな保険があったらいいなというものを保険会社と一緒に一から作っている」と他社との違いを説明。「これだけペット」もペット&ファミリー損害保険株式会社が引受保険会社となり、共同で商品化したものだそうです。

今後目指すのは「保険はPayPayほけんで十分」というポジションの確立で、(1)必要な保険にすぐ入れる(2)良い商品がある(3)悩みが解決されるなどの要素を満たす新商品の開発・販売を継続していく考えです。

参考資料

大蔵 大輔