お金を貯めることが苦手な彼女が、どうしたら楽しみながら貯金できるだろうかと考えて編み出したのが「貯金未来日記」です。未来日記という言葉の通り、未来に起こることをまるで日記のように「起こったこと」として書いていきます。

もともと、気まぐれに日記をつけることがあった彼女は、その日記をちょっとアレンジして「未来日記」に、そしてお金のことも自由に書ける「貯金未来日記」を作ったと言います。

ルールはたった2つだけ。毎日一言でいいから書くこと。そして毎日、前日の日記をさらっと読み返すこと。とにかく寝る前に1行でも1ワードでもいいのです。「2000円お金が浮いた」とか「服を買うのを我慢したから5000円浮いた」とか、そんな程度でもとにかく書くことが大事。そしてそれが実際に自分の身に起こったかどうかなんて関係なく、ただ前日の一言を読み返すだけです。

これで何が変わるかというと気持ちの問題。ですが彼女曰く、なんだかお金のことを考えるときにポジティブな気持ちになれたそう。

もちろん、日記なので「今日は1500円無駄にした」など時々悪いことも書いていたようですが、それならそれで「私はどこで無駄にしたんだろう」と、未来の自分からの警告のように受け取れますし、お金が浮いたということを書けば「今日はコレを我慢した分、2000円浮くのかも」と、ワクワクするとのこと。未来日記の中の自分を信じて、お金のことを客観的に考えられるようになったのは大きなメリットだと言います。

1週間、1カ月のお金レポートを作る

実はズボラを自称しながらも、仕事ではバリバリと働いていた彼女。よく効果検証の資料や評価レポートを上司に提出していました。

そこで、自分のお金の使い方についても効果検証をし、レポートを作成することにしたそうです。毎週レポートを提出するとなるとちょっと大変なので、1週間のレポートは簡単なサマリーで、大きな無駄遣いポイントと節約ポイントをまとめるくらいにしていました。

1カ月分のレポートについては、お金の使い方について「もっとほかに効果的な使い方があったのではないか」とか「ここでこの金額を使う必要はあったのか」など、自分の出費について細かくチェック。1週間に割り当てられた予算と目標金額への進捗について管理を行い、「予算超過」とか「翌週繰り越し」などと処理し、目標金額の500万円に対してどのくらい進捗しているかをまとめたと言います。

自分のお金のレポートって作る機会があまりないと思いますが、実際に作ってみると意外と楽しく、仕事の延長線のような感覚でやってみるとうまくいくとのこと。自分のレポートを印刷して取っておくと、自分の出費癖がわかって改善に役立てられると言います。

まとめ

いかがでしたか。ちょっと意外な方法もあったと思いますが、3年間で計画的に500万円を貯めるためには色々と発想を変えなくてはなりません。自分がこれまでやってきたことと合わせて、いろんな人の意見を聞いて、いいと思ったものはどんどん取り入れてみてくださいね。

大塚 ちえ