先日の平昌オリンピックで活躍した女子カーリング日本代表チーム。日本カーリング史上初のメダル獲得で注目を集めました。

それに関連して話題となったのは、彼女たちがハーフタイムに作戦会議をしながらおやつを食べる、通称「もぐもぐタイム」です。スポーツの試合中継ではあまり見られない珍しい姿には、「愛らしい」「ほんわかする」という意見もあれば、「真剣勝負の最中に何をしているんだ!」など、批判の意見も意外にありました。

私たちも、仕事の合間にお菓子を食べたりすることはありますよね。果たして仕事の合間の「おやつ休憩」に対して、みなさんはどう考えているのでしょうか?

お菓子で集中力アップ

株式会社スナックミーの調査によると、女性会社員の実に53.5%が、職場で間食を毎日とっているというデータがあります。

こういった間食賛成派の人たちの中には、「間食でお菓子を食べることで、オン・オフの切り替えができ、集中力がアップする」という意見があります。確かに、オン・オフの切り替えにはなりそうですよね。また、糖分は脳の栄養補給に有効ということもあります。

また、おやつが社内での円滑なコミュニケーションにもつながるという声もあります。自分が持ってきたお菓子を、近くの席にいる社員などに配ることで、会話が生まれ、親しくなるということは確かにありますよね。

「おやつ休憩」だって迷惑!?

職場での「おやつ休憩」はメリットが多そうですが、実はこれをあまりよく思わない人たちも一定数いるようです。

東京都内のある会社では、非喫煙者に最大で6日の有給休暇を与える「スモ休」という制度があります。これは、同社で働く喫煙者は、1回あたり10~15分のタバコ休憩をとっていると推計し、不公平をなくすためにタバコを吸わない社員向けに設けられた制度とのこと。

こうした話を聞いて、喫煙者にとっては、「おやつ休憩もタバコ休憩も変わらないのに、自分たちは必要以上に悪者扱いされている……」という複雑な感情もあるようです。

健康への影響はさておき、下がった集中力を、タバコを吸うことで元に戻すことができるし、喫煙所で話しているうちに他の社員とのコミュニケーションも生まれるというのが彼らの主張です。違うところを挙げるとすれば、「吸い終わった後でもタバコの匂いが気になって迷惑だ」「副流煙で非喫煙者も健康を害する」といった面もありますが、「職場内でお菓子を食べながらしゃべっている声が大きくて迷惑だ」という反論もあります。

あなたは賛成? 反対?

このように、おやつ休憩には、賛成意見だけでなく、意外に反対意見もあるようです。あまり気にしすぎても仕方ありませんが、おやつ休憩にしてもタバコ休憩にしても、「自分とは別の捉え方をする人もいる」ということは知っていて損はないかもしれません。

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