1. 【ガーデニングアルバム】スタイリッシュな庭に取り入れたい「五感で楽しむ美しい花木」<写真一覧>

まずは本文内でご紹介する花木を並べてみました。

外部配信先で写真を閲覧できない場合は、LIMO内でご覧ください。

1.1 ユスラウメ Cerasus tomentosa/バラ科

ユスラウメ Cerasus tomentosa/バラ科

ユスラウメの赤い実。枝についている。

krolya25/shutterstock.com

ユスラウメ Cerasus tomentosa/バラ科

ユスラウメの赤い実。枝にたたわについている

Oksana Akhtanina/istockphoto.com

1.2 ジンチョウゲ

ジンチョウゲ Daphne odora/ジンチョウゲ科

黄色がかったジンチョウゲの花が咲いている

High Mountain/shutterstock.com

ジンチョウゲ Daphne odora/ジンチョウゲ科

白とピンクのジンチョウゲの花が咲いている。葉の色は緑

High Mountain/shutterstock.com

1.3 エニシダ

エニシダ Cytisus scoparius/マメ科

黄色いエニシダの花が一面に咲いている

weha/shutterstock.com

エニシダ Cytisus scoparius/マメ科

黄色いエニシダの花

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1.4 ニオイバンマツリ

ニオイバンマツリ Brunfelsia australis/ナス科

白いニオイバンマツリの花が咲いている

tamu1500/shuttestock.com

ニオイバンマツリ Brunfelsia australis/ナス科

ニオイバンマツリの花が咲いている。色は白と紫

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1.5 ライラック

ライラック Syringa vulgaris/モクセイ科

紫のライラックの花が咲いている

Mark Kop/shutterstock.com

ライラック Syringa vulgaris/モクセイ科

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1.6 バラ

バラ Rosa/バラ科

アプリコットカラーのバラの花が咲いている

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バラ Rosa/バラ科

ピンクのバラが咲いている。

Sandra Voogt/shutterstock.com

気に入ったお花はありましたか?次でひとつひとつ見ていきましょう。

2. 【ガーデニング】スタイリッシュな庭に植えたい「美しい花咲く低木」6選

それでは、前ページでご紹介したツリーを、ひとつずつ解説していきます。

2.1 キュートな実が楽しい「ユスラウメ」

ユスラウメ Cerasus tomentosa/バラ科

ユスラウメの赤い実がついた枝

krolya25/shutterstock.com

  • 学名:Cerasus tomentosa
  • 科名:バラ科
  • 樹高:2~3m程度
  • 開花期:3月下旬~4月上旬ごろ

春の訪れとともに、ウメやサクラに似た5弁の花を咲かせ、梅雨入りのころには直径1cmほどの真っ赤な小さい実がなります。

つやつやとした実はサクランボにそっくりで生食できます。ジャムや果実酒などに用いられるほか、種は漢方の生薬としても利用されています。

あまり手間がかからず育てやすいことからも人気。乾燥に強いので西日が当たる場所でも生育します。逆に過湿は禁物です。

※参考価格:1300円前後(3.5号ポット苗)

2.2 美しい香りに魅せられる「ジンチョウゲ」

ジンチョウゲ Daphne odora/ジンチョウゲ科

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  • 学名:Daphne odora
  • 科名:ジンチョウゲ科
  • 樹高:1m程度
  • 開花期:2月下旬~4月中旬ごろ

春の訪れを香りとともに知らせてくれるジンチョウゲ。夜道など花が咲く姿が見えないときでも、風にのってふんわりと優雅な香りを漂わせ存在を私たちに知らせてくれます。

常緑性で一年を通して濃いグリーンの葉をつけています。開花期以外はやや地味な印象ですが、最近では斑入り品種もあり葉も楽しめるものもあります。

自然に半球状の樹形になってくれるためまとまりやすく、手間がかからないうえ半日陰でも花をつけます。玄関先に植えて香りを楽しんでもよいですし、和の雰囲気がお好きな方にもぴったりです。

※参考価格:1000~3000円(0.5メートル苗木)

2.3 ビタミンイエローがまぶしい「エニシダ」

エニシダ Cytisus scoparius/マメ科

黄色いエニシダの花

Cytisus scoparius/Shutterstock.com

  • 学名:Cytisus scoparius
  • 科名:マメ科
  • 樹高:2~3m程度
  • 開花期:5月~6月ごろ

キラキラ輝くような黄色い花が咲くエニシダ。植えている場所がパッと明るくなり、ビタミンカラーで見るたびに元気をもらえます。

育てやすいツリーですが、日照不足は花が咲かない原因に。移植が苦手なので、日当たりがよいなどの生育条件に合った場所に植えましょう。

※参考価格:500~1000円(3号ポット苗)

2.4 変化する花色を見届けたい「ニオイバンマツリ」

ニオイバンマツリ Brunfelsia australis/ナス科

tamu1500/shuttestock.com

  • 学名:​​Brunfelsia australis
  • 科名:ナス科
  • 草丈・樹高:0.3~3m
  • 開花期:4~7月

ニオイバンマツリは、花色が濃い紫から徐々に白に変わる独特のグラデーションが特徴的です。一株の中でパープルとホワイトの花が同時に咲く様子は、目を楽しませてくれます。

花だけでなく、その名の通り、「匂蕃茉莉」と呼ばれるように、ジャスミンのような甘い香りも魅力の一つです。

7月中旬から下旬にかけて開花し、早めに剪定すれば美しいシルエットを保つことができ、翌年も花を楽しむことができます。

※参考価格:1000円前後(4号苗木)

2.5 キュートな花姿に甘い香り「ライラック」 

ライラック Syringa vulgaris/モクセイ科

Olga Oginskaya/istockphoto.com

  • 学名:Syringa vulgaris
  • 科名:モクセイ科
  • 草丈・樹高:1.5~6m
  • 開花期:4~5月

花期が長く、冷涼な地域の代表的な庭園木であるライラック。ハート型の葉に、紫やピンク、白の花がこんもりと咲く可愛らしい姿に加え、甘い香りも愛されています。

毎年5月に北海道で開催される「さっぽろライラックまつり」はとても有名で、道内では公園や街路樹にさまざまな品種が植えられています。そのため寒い地方でしか育たないと思われているかもしれませんが、そんなことはありません。

花つきをよくするために日当たりは大切ですが、夏の強い日差しや極度の高温を避けて育てましょう。

涼しい風が通る場所がオススメです。最近は暑さに強い品種も出ていますので、是非チャレンジしてみてください。

※参考価格:1500~3500円前後(3.5号ポット苗)

2.6 姿も香りもまさに花の女王「バラ」

バラ Rosa/バラ科

赤いバラの花が咲いている。

Suratn Sridama/shutterstock.com

  • 学名:Rosa
  • 科名:バラ科
  • 樹高:種類によって異なる
  • 開花期:5月中旬~6月上旬(主な開花期)、6月中旬~11月(品種による)

花の女王と呼ばれるにふさわしい華麗な姿と香りで、圧倒的な存在感を放つバラ。さまざまな種類があり古くから薬用や香料用として栽培されていました。

「育てるのが難しそう」「手間がかかる」と思われがちかもしれませんが、思った以上に丈夫。お手入れ次第では一度植えれば何年も楽しむことができます。

よい苗を選び適期に植え、品種に合った環境でポイントをおさえて手入れをすることが成功の秘訣。“バラのある暮らし”で毎日を豊かにしてみませんか。

※参考価格:1000~3000円前後(3.5号ポット苗)

3. 五感で楽しむ美しい花木たち

土や苗に触れ、咲き誇る姿を目にし、香りに癒やされ、その実を味わい、ときには葉擦れの音を聞く……私たちの五感を刺激してくれるような樹木をご紹介しました。

最近では樹高が低めでコンパクトスペースでも育てやすく、なかには鉢植えで栽培できる低木もたくさん出回っています。

樹木ならではの季節ごとの変化を楽しみながら長年のお付き合いをしていきましょう。手間をかけたぶん、その愛情にこたえて育ってゆく醍醐味を感じられますよ。

LIMO編集部