LIMOが2023年下半期にお届けした記事から、人気の記事をピックアップして再掲載します。

(初掲載*2023年07月9日)

梅雨明けが待ち遠しい時期になってきました。雨が降ったり晴れたりしながら気温が上がり、そろそろ本格的な夏の到来を感じさせる日々。

植物が過酷な夏を無事乗り越えられるように、今のうちに夏に向けてのお手入れを済ませておきましょう。暑さに強い一年草や多年草も紹介します。

夏が来る前にやっておきたいお手入れ4つ

〈お手入れ1〉株元の風通しをよくする

株元の風通しを良くする

夏が来る前にやっておきたいお手入れ

Mariia Boiko/shutterstock.com

雨が続いたあとに晴れると地面から大量の水蒸気が発生します。株元が蒸れた状態でさらに気温が高くなると、植物にとってはかなりのダメージに。

株元の通気性をよくするために、下の方にある古い葉は取り除いてスッキリさせておきましょう。大きな葉を切り取ったり、伸び過ぎた枝を短く切り戻したりするのも効果的です。

〈お手入れ2〉倒れた植物に支柱を立てる

梅雨後半は豪雨に見舞われることも多くなります。背の高い植物が強い雨に打たれると、茎が曲がったり倒れたりすることも。

倒れた植物には支柱を添えて、しっかりと支えてあげましょう。倒れたまましばらく放置していると、元通りまっすぐには戻りにくくなるので、早めに対処することがポイントです。

〈お手入れ3〉マルチングで暑さ対策をする

マルチングで暑さ対策をする

マルチングで暑さ対策をする

Maria Sbytova/shutterstock.com

マルチングとは植物の株元をおおって、地面の温度調節をすること。直射日光で地表の温度が高温になるのを防ぎ、暑さで根が傷まないように守る効果があります。

マルチング材にはバークチップや堆肥、腐葉土などの自然素材がオススメです。暑さ対策だけでなく、病害虫の発生を抑えたり土壌を改良したりと、さまざまな効果が期待できます。

〈お手入れ4〉夏の花を植える

4~6月にかけて咲き続けた春の花はそろそろ咲き終わる時期。夏の暑さの中でも元気に育つ植物を植えて、花壇を夏バージョンに仕立てましょう。

本格的に暑くなってからでは、新しい苗が根付きにくくなります。梅雨明け前は真夏と比べると気温も低く適度に降水もあるので、今のうちに暑さに強い夏の草花を植え込んでおきましょう。

暑さに強い一年草〈オススメ4選〉

〈オススメ一年草 1〉ポーチュラカ      

ポーチュラカ

ポーチュラカ

NOPPHARAT9889/shutterstock.com

ふっくらした葉とビビッドカラーの花が魅力のポーチュラカ。強健な性質で暑さや乾燥に強く、日当たりと風通しのよい場所を好みます。

ほふくしながら広がるのでグラウンドカバーにも最適です。※参考価格:100~300円前後(3号ポット苗)