ミニバンを購入する方は価格の安さとともに、所有する上でのランニングコストの低さも求めています。そして、税金、保険、メンテナンス費用などの経費を極力抑えられることも重要です。
中でも経費の大きな部分を占めるのがガソリン代。したがって少しでも燃費のいい、月々のガソリン代が少なくて済むミニバンが欲しいと思うのは当然です。
そこで今回はミニバンの中で、燃費の良い車種をピックアップ。燃費のいいミニバンランキングTOP5としてご紹介します。
1. 燃費のいい「ミニバン」ランキング TOP5
ここに挙げるミニバンは、3列シート車としています。したがってトヨタのルーミーやスズキのソリオ、また、ホンダのN-BOXを始めとす軽ハイトールワゴンは2列シートのため含まれていません。
さて、気になるランキングですが、全体的にハイブリッド車が上位を占める結果になりました。
加えて車両重量の軽いコンパクトミニバンのトヨタ シエンタが1位に。トヨタ勢に続いたのはホンダ車、そして日産車がライクインしています。トップ5にトヨタ、ホンダ、日産のミニバンが勢ぞろいした結果となります。
2. 1位:トヨタ「シエンタ HYBRID」WLTCモード燃費 25.3~28.8km/LKM/L
トヨタ「シエンタ」は、扱いやすい5ナンバーサイズでありながら、3列シートと広い室内空間を誇るコンパクトミニバン。そして低燃費であることも魅力の一つとなっています。
シエンタのハイブリッド車には、直列3気筒 1.5L 直噴 ダイナミックフォースエンジン M15A型と小型軽量化されたハイブリッドシステムのTHSⅡと発進用ギヤ付きの「Direct Shift-CVT」を組み合わせています。
そしてミニバントップとなる最高28.8km/L(X HYBRID FF 5人乗り)の低燃費を実現。さらに、ハイブリッドモデルのE-Four(4WD)モデルの燃費も25.3km/Lという優れた燃費性能を誇ります。
また、先進の予防安全技術、第2世代「Toyota Safety Sense 」を全車種に標準装備しています。
2.1 トヨタ「シエンタ HYBRID」
- 車両価格(消費税込み):238万円~310万8000円
- 全長/全幅/全高(mm):4260/1695/1695
- ホイールベース(mm):2750
- 車両重量(㎏):1330~1370
3. 2位:トヨタ「ノア/ヴォクシー HYBRID」WLTCモード燃費 22.0~23.4KM/L
トヨタ「ノア」と「ヴォクシー」は姉妹車ですが、最高燃費ではエアロ仕様のみのヴォクシーよりも標準仕様も設定されるノアの方が燃費が良くなっています。
ミニバンの代名詞となっているノア、スタイリッシュのヴォクシーともに、7人乗りと8人乗りを設定し、大人数でのドライブも快適にこなします。
また7人乗りでは745mmものセカンドシートのストレート超ロングスライド、8人乗りは705mmの超ロングスライドが可能などシートアレンジも豊富です。
全ての電動モジュールを刷新した新世代ハイブリッドシステムは、1.8L直列4気筒DOHCエンジンを採用し、モーター・バッテリーの高出力化とシステムの高効率化により、ミニバンにおいても優れた燃費性能を高次元で実現してクラストップレベルのWLTCモード燃費23.4km/Lを達成しています。
3.1 トヨタ「ノア/ヴォクシー HYBRID」
- 車両価格(消費税込み):305万円~389万円
- 全長/全幅/全高(mm):4695/1730/1895~1925
- ホイールベース(mm):2850
- 車両重量(㎏):1630~1710
4. 3位:ホンダ「フリード HYBRID」WLTCモード燃費 19.8~20.8KM/L
ホンダ「フリード」のハイブリッド車にはアトキンソンサイクルの1.5Lガソリンエンジンと高出力モーターを内蔵した7段DCTを搭載したSPORT HYBRID i-DCDを採用しています。
また、モーターには、世界初の重希土類完全フリーのネオジム磁石を使用。それにより20.8km/Lの低燃費性能を実現しています。
フリードは多彩なシートアレンジと、コンパクトミニバンクラストップの広い室内空間が特徴です。
さらにフリードでは標準タイプの他に、荷室を超低床化しフラット空間と床下収納を同時に実現した「フリード+(プラス)」や、アクティブなSUVスタイルの「フリード クロスターといった3種のボディタイプがラインナップされています。
4.1 ホンダ「フリード HYBRID」
- 車両価格(消費税込み):268万8400円~321万5300円
- 全長/全幅/全高(mm):4265/1695/1710~1735
- ホイールベース(mm):2740
- 車両重量(㎏):1410~1520