2. 東京の女子大を卒業するにはおよそいくら必要?
大学進学をきっかけに上京すれば東京ならではのメリットを得られますが、気になるのは卒業までに必要な費用です。以下、東京の女子大を卒業するにはおよそいくら必要なのか見ていきましょう。
2.1 【東京の女子大の学費はおおよそいくら】お茶の水女子大学と白百合女子大学
大学の学費は大学ごとに異なるため、一概に言うことはできません。
参考までに、「お茶の水女子大学」(国立)の学費と「白百合女子大学」(私立)の学費を見てみましょう。
お茶の水女子大学
国立大学は学部・学科を問わず学費は共学含めて一律となっています。
お茶の水女子大学の入学料は28万2000円、授業料は年間53万5800円です。
卒業までに約242万5200円かかります。
※上記の金額に教科書代や実習費は含まない。
白百合女子大学
白百合女子大学の入学金は35万円、授業料は年間110万円です(人間総合学部 発達心理学科を除く)。
卒業までに約475万円かかります。また、発達心理学部の場合は学費が他よりも割高に設定されているため、約480万円が卒業までに必要です。
※上記の金額に教科書代や実習費は含まない。
2.2 現役大学生の生活費の平均は?
続いて、独立行政法人日本学生支援機構「令和2年度学生調査報告」をもとに、大学生の生活費を見ていきましょう。
【図表3】によると、東京圏の学生の生活費は他のエリアよりも高くなっています。私立大学の学生における1年間の生活費は学寮とアパート等のいずれにおいても200万円を超えています。
また、国立大学の場合でも、アパート住まいとなると200万円前後の予算が必要です。
全国のデータになりますが、「居住形態別学生生活費の支出状況(月額)[大学(昼間部)平均]をあわせて見てみましょう。
【図表4】からは大学生の生活費に占める割合のうち大学に支払うお金(授業料・その他の学校納付金)がもっとも多くの割合を占めていることに気付きます。
そして、ひとり暮らしの学生の場合、「住居・光熱費」が続いています。
ひとり暮らしの大学生の食費は2万円前後です。外食や総菜を頻繁に購入していると2万円はすぐにオーバーしますので、この平均額からは多くの学生が自炊、あるいは節約をしていると予想できます。
また、「娯楽・し好費」は自宅、学寮、アパート等いずれにおいても約1万円となっており、学生たちの堅実さをうかがえます。