LIMOが2023年01月にお届けした記事から、注目の記事をピックアップして再掲載します。

(初掲載*2023年01月21日)

庭は高さのある樹木を植えるだけで、一気にお洒落な雰囲気に。他の植物と上手に組み合わせると、よりナチュラルな雰囲気を楽しむことができます。

樹木のなかには季節ごとに花が咲く樹木もあります。冬から春にかけて開花する木々をシンボルツリーとして植えてみるのもいいですね。

そこで今回は、冬から春にお洒落な花が楽しめる低木と高木を紹介します。さっそくみていきましょう。

冬~春にお洒落な花が咲く!オススメの高木&低木オススメ7選

ロウバイ

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ウメ、ツバキ、スイセンとともに「雪中四花」のひとつとして知られるロウバイ。冬から早春にかけて、香りのよい美しい花を咲かせます。

イエローの花は蝋細工のような光沢があり、正月に飾る枝ものとしても人気があります。本来は2メートル以上に生長する中高木なので、コンパクトに育てたい人は鉢植えで育てるとよいでしょう。※参考価格:700~1000円前後(3号ポット苗)

ジンチョウゲ

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三大香木のひとつであるジンチョウゲはクチナシ、キンモクセイと並んで、香りのよい樹木として知られる低木です。甘く濃厚な香りは世代を超えて親しまれ、樹高も低いことから庭や玄関回りの植栽としてよく植えられています。

開花期は2~4月で、パープルやホワイトの花が集まって咲く姿が特徴的です。近年は斑入りの葉がお洒落な品種も登場しており、洋風ガーデンにも取り入れやすいでしょう。常緑なので、冬も青々とした葉を楽しむことができます。※参考価格:500~2000円前後(3~5号ポット苗)

フサアカシア

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ミモザとしても知られるフサアカシアは、イエローのフサフサした丸花がお洒落な高木です。開花期は3~4月で、既に園芸店でも枝ものが出回り始めています。

鉢植えでは育てられないわけではありませんが、フサアカシアなどアカシアの仲間は基本的に樹高が大変高くなるため、地植えで育てるほうがよいでしょう。

地植えにした場合もコンパクトに育てるなら、芯止めをして側枝を定期的に整枝するのも一案です。※参考価格:500~1000円前後(3号ポット苗)

モクレン

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パープルとホワイトの美しい花が咲くモクレン。他にもワインレッド、ピンク、イエローの花が咲く品種も登場しており、カラフルで華やかな雰囲気が楽しめます。大きめで肉厚の花は存在感があり、甘い香りも魅力のひとつです。

モクレンは落葉性の樹木で、開花期は4月。花期は短いのですが、春の訪れを感じさせてくれる貴重な花です。

中高木に分類されるため、定期的な剪定が欠かせませんが、近年はコンパクトに育つ樹木も登場しています。庭の大きさに応じて育てるとよいでしょう。※参考価格:3000円前後(4~5号ポット苗)

ライラック

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ライラックは枝先に美しいパープルの花を咲かせる樹木。小花が集まって咲く房咲きの花からは甘い香りが漂います。

ライラックの開花期は4~5月で、高木に分類されます。近年は矮性品種も登場しているので、コンパクトスペースでも育てやすくなっています。夏の暑さや強い直射日光に気をつけて育てるようにしましょう。※参考価格:2000~3000円前後(4号ポット苗、ヒメライラック)

コデマリ

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枝が弓のようにしなるほど、枝いっぱいにホワイトの小花を咲かせるコデマリは爽やかながらも華やかな春の花です。開花期は4~5月です。

低木に分類されるため鉢植えでも育てられますが、地植えのほうが適しています。※参考価格:1000~2000円前後(5号ポット苗)

ニオイバンマツリ

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花色がパープルからホワイトに変わっていく姿が美しいニオイバンマツリ。ホワイトやパープルの花が入り交じる姿は大変爽やかで、ホワイトガーデンの彩りにもピッタリの低木です。

開花期は4~7月で、花に芳香があり、特に夜に強く香る特徴があります。乾燥を嫌うため、鉢植えで育てる場合は水切れに注意しましょう。※参考価格:1500〜2000円前後(5号ポット苗)

まとめにかえて

今回は、冬から春にお洒落な花が楽しめる低木と高木を紹介しました。

コンパクトな庭やベランダなどでガーデニングを楽しむ場合、高木は育てにくいかもしれませんが、低木であれば育てられるかもしれません。

他の植物と樹木を上手に組み合わせることで、よりナチュラルでお洒落な雰囲気の庭づくりができますよ。

LIMO編集部