働き盛りの30歳代はキャリアアップにより収入増が期待できる一方、結婚や不動産購入などのライフステージの変化もあり支出も増えがちです。

いったい自分と同年代はどれくらい貯蓄をしているのだろうかーー。貯蓄事情はなかなか友人や職場の同僚に直接聞きづらいところでもありますが、実際に同年代がどれくらい貯蓄を保有しているかを知ることができれば、具体的な貯蓄の目標金額を決めやすくなる部分もあるでしょう。

そこで今回は、金融広報中央委員会の資料をもとに、30歳代・ひとり世帯の貯蓄額をみていきましょう。

1. 【30歳代・ひとり世帯】貯蓄200万円以上~300万円未満は何パーセントか

30歳代・ひとり世帯で「貯蓄200万円以上~300万円未満」を達成している人はどれくらいいるのでしょうか。

金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査](令和4年)」より、30歳代・ひとり世帯の貯蓄事情を確認します(金融資産を保有していない世帯を含む)。

1.1 【30歳代・ひとり世帯】の貯蓄200万円~300万円未満の割合

  • 5.6%

1.2 【30歳代・ひとり世帯】の貯蓄300万円未満の割合

  • 65.1%

1.3 【30歳代・ひとり世帯の貯蓄額】平均と中央値

  • 平均:494万円
  • 中央値:75万円

貯蓄200万円~300万円未満は1割未満、貯蓄300万円未満でみると約6割となりました。