気力も体力も十分な20歳代。キャリアアップのために転職や副業を検討している方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。働くうえでお金のことは切っても切り離せない問題ですが、20歳代でも職業や企業により年収はさまざまで、少数ではあっても「すでに貯蓄が2000万円ある」という人もいらっしゃいます。

貯蓄額の目標を立てる際に目安となるのが、同年代の貯蓄額です。自分と同年代の周囲がどれくらい貯蓄を保有しているかを知ることで、具体的な貯蓄の目標金額を決めやすくなるでしょう。

今回は金融広報中央委員会の資料をもとに、20歳代・ひとり世帯で「貯蓄500~700万円未満」の貯蓄額をみていきます。

1. 【20歳代・ひとり世帯】貯蓄500~700万円未満は何パーセントか

20歳代・ひとり世帯で「貯蓄500~700万円未満」を達成している人はどれくらいいるのでしょうか。

金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査](令和4年)」より、20歳代・ひとり世帯の貯蓄事情を確認します(金融資産を保有していない世帯を含む)。

1.1 【20歳代・ひとり世帯】の貯蓄500~700万円未満の割合

  • 3.6%

1.2 【20歳代・ひとり世帯】の貯蓄700万円未満の割合

  • 93.4%

1.3 【20歳代・ひとり世帯の貯蓄額】平均と中央値

  • 平均:176万円
  • 中央値:20万円

貯蓄500~700万円未満は1割未満、貯蓄700万円未満でみると約9割となりました。