かつて「老後2000万円」が話題となりました。

現代は少子高齢化が進み、年金や物価の上昇などに対する不安が高まっており、「老後2000万円よりもっとお金が必要なのではないか」という心配が頭をよぎる人もいるでしょう。

ただし、実際に「老後2000万円」を貯蓄するのは容易ではありません。現役世代では、教育費や住宅ローンなどにお金がかかり、すでに大変な状況にあるご家庭も多いことでしょう。

「貯蓄は一体いくら必要なのか」を考えるときに、目安となるのが、今のシニア世代の貯蓄額です。

そこで今回は金融広報中央委員会の資料をもとに、60歳代・二人以上世帯の貯蓄額をみていきます。貯蓄額を基に、老後に向けての準備を考えていきましょう。