2023年も残りあとわずか。一年の仕事や暮らしを振り返る時期ですね。キャリアを見つめなおし、「来年こそ年収アップ」と計画中の人もいるでしょう。

サラリーマンの年収は、一般的に、毎月の「給料・手当」と、勤務先の決算期末などのタイミングで支払われる「ボーナス(賞与)」をあわせたもの。

今回は、国税庁の開示資料をもとに、「年収2500万円超」の給与所得者がどの程度いるのかを見ていきます。近年の平均年収の推移についても触れていきます。

年収2500万円超の実態

2023年9月に国税庁が公表した「令和4年分 民間給与実態調査統計」によると、2022年の給与所得者の総数は5077万6000人。

そのうち年収2500万円超の給与所得者の人数は17万人。これは全給与所得者のうちの0.3%に当たります。また、全給与所得者の上位0.3%に含まれる年収レンジです。

年収2500万円超の給与所得者を、女性のみに絞ると1万9000人。

これは女性給与所得者の0.1%にあたります。また、女性給与所得者の上位0.1%に含まれる層です。