税金と社会保険料の仕組みは年々変化しています。そのため、同じ年収でも手取りは年代によって異なります。

では、20年前と現在を比較した場合には、どちらのほうが手取りが多いのでしょうか。

本記事では、一般的に高年収とされる「年収700万円」の会社員の20年前と現在の手取りをシミュレーションするので、ぜひ参考にしてみてください。

1. 年収700万円の人はどれくらいいるのか

まずは、年収700万円の人がどれくらいいるのかを確認してみましょう。国税庁長官官房企画課「令和4年分民間給与実態統計調査」によると、給与所得者の年収分布は以下のとおりです。