2. 世界で使われる地質年代に仲間入りした「チバニアン」
大きな話題となったのは、千葉県市原市田淵に存在する「チバニアン」として知られる地層です。
こちらの地層には、もっとも新しい「地磁気(地球が持つ固有の磁場)逆転」の記録が残っており、令和2年1月に「時代をわける境界がよくわかる地層」として世界的に認められました。
地球の時代をわけるときには「地磁気が逆転した時期」を用いることがあり、地質年代のうちの一区分を「チバニアン」と呼ぶことが決定しました。地質年代には「ジュラ紀」「白亜紀」など、名前が決まっている時代が多くありますが、まだ名前が決まっていない時代も存在。そのうち、これまで名前がなかった「約77万4千年前から12万9千年前まで」がチバニアンという名前の地質年代になりました。
地質年代の名前の由来に日本の地名が用いられたのは初のことだそうです。このことからも「チバニアン」がいかに名高い場所かがわかりますね。
ちなみに「地磁気の逆転」について掘り下げると、現在地球上では「北極側がS極、南極側がN極」となっていますが、地球上の歴史の中では逆転を繰り返していることがわかっています。チバニアンの地層は、この地磁気の逆転を証明しているというわけですね。
3. 「そういえば行った事がないな」と足を運んだ
@YSNR_YSDさんに「チバニアン」に足を運んだ経緯について尋ねると「そういえばまだ行った事なかったなぁとツーリングがてら行ってきました」と教えてくれました。
また、ほかの観光客の状況については「早朝でしたので来た時は自分1人でしたが、帰る時には2名ほどライダーが来てましたね」と話してくれた@YSNR_YSDさん。
続けて「立地的にバイクで訪れる人が多いのかもしれません」と教えてくれました。
世界的にも超珍しいスポットなのに絵面が地味過ぎて日本人も知らない人が多い所 pic.twitter.com/vLlQiEdc8k
— やすなり工業 (@YSNR_YSD) December 10, 2023