3.2 まとめ
「Galaxy」17機種、「AQUOS」7機種、「Xperia」7機種となっており、2021年発売モデルにまで提供する「Galaxy」のサポート体制の厚さが際立つ。
「Galaxy」は2021年発売モデル以降の機種(ローエンドのA23は除く)は、「4世代のOSアップデート、5年間のセキュリティ保証」を謳っている(2023年12月12日現在)。
「AQUOS」も2023年モデルの「AQUOS R8シリーズ」「AQUOS sense8」は、「最大3回のOS更新、セキュリティ更新最大5年」を謳っている。
そのためなのか(対抗するかのように)、「Google Pixel」は「Pixel 8シリーズ」では最低7年間アップデートを提供することを発表した。
7年間サポートとはいかないが、「Google Pixel」以外の機種でも安心して、長期間利用することが可能となっている。
(著者注:ただし、「Google Pixel」は、毎月必ずセキュリティアップデートを受けることができる)
「通信キャリア販売のAndroid端末は、アップデート提供がほとんど受けられない」は、もう過去の話になりつつある。
むしろ、メーカー直販のAndroid端末の方が、「OS更新は1回、セキュリティ更新最大2年」などといったようにサポートしないメーカーもある。
今後は、「Galaxy」「AQUOS」以外の、通信キャリア端末メーカーも追随することを期待したい。
参考資料
- NTTドコモ 「Android 14 へのバージョンアップ提供製品について」
- NTTドコモ 「提供中のソフトウェアアップデート情報」
- Google Pixelヘルプ 「Google Pixelにソフトウェア アップデートが提供されるタイミング」
- Samsung Japan 公式サイト 「4世代Android OSアップグレードをサポート」
- AQUOS公式サイト 「Android Enterprise Recommended対応機種一覧」
石川 貴康