いよいよ2024年から新NISAがスタートするとあり、これまで資産運用と無縁だった方も興味を持つ方が増えてきました。
資産運用において、安全性の高い定期預金とリスクを伴う投資で悩む方は少なくありません。
そこで今回は0.2%の定期預金で運用した場合と、年利4%で投資した場合の20年後の資産額をシミュレーションしました。
元本100万円のみで運用したケースと、積立投資を活用したケースでそれぞれ試算しています。
20年間継続的に運用すると、年利の違いは最終的な資産額に大きな差を生みます。
資産運用の方法を検討するうえで、ぜひ参考にしてください。
1. 100万円を元手に運用した場合
まず、100万円を元手に0.2%の定期預金と年利4%の運用をした場合で【図表1】【図表2】を比較してみましょう。
0.2%の定期預金を利用した場合は、20年間で4万808円増える計算です。
金利が低いと、運用益を年々再投資することで効果を発揮する「複利効果」は限定的です。
続いて4%で運用した場合は【図表2】の通りとなります。
20年間運用すると、122万2583円増えて、当初の元本の2倍以上となります。
定期預金で運用したケースと比べると約118万円の差がつきます。
複利効果により、金額でみたときの年々資産の増加ペースが加速するため、定期預金と比べて大きな差がつくのです。