勤務先でiDeCoの年末調整を行う手順
会社員や公務員などが、iDeCoの拠出金について勤務先の年末調整で申告する際の手順は以下の通りです。
- 国民年金基金連合会から「小規模企業共済等掛金払込証明書」が送付される
- 勤務先から「給与所得者の保険料控除申告書」を受け取る
- 必要事項を記入し証明書を添付のうえ勤務先に提出する
国民年金基金連合会から、原則として10月下旬頃 「小規模企業共済等掛金払込証明書」が送付されます(初回払い込み月によって11月下旬・12月下旬などになることもあります)。紛失しないように大切に保管しましょう。
12月頃になり勤務先から「給与所得者の保険料控除申告書」が配布されたら、必要事項を記入します。その際に、小規模企業共済等掛金控除の欄に1年間に支払ったiDeCoの拠出金額を記入します。
「給与所得者の保険料控除申告書」に「小規模企業共済等掛金払込証明書」を添付して担当者に提出すれば完了です。
まとめにかえて
会社員や公務員などは、勤務先の年末調整でiDeCoの拠出金を申告することができます。
拠出金は、所得控除のひとつ「小規模企業共済等掛金控除」の対象になるため、所得税や住民税の支払い負担を軽減できるというメリットがあります。
10月下旬頃から「小規模企業共済等掛金払込証明書」が送付されますので、勤務先から年末調整の書類を受け取った際には忘れずに申告し、証明書を添えて申告しましょう。
参考資料
木内 菜穂子