経済指標とは?
経済指標(Economic Indicators)とは、各国の経済状況を表す統計データのことを指します。
GDP、失業率、消費者物価指数、インフレ率、小売売上高など、その国の景況を示すデータを、世界各国の公的機関が公表します。
公表結果や要人発言の内容により景況感を把握することが可能です。
経済指標の発表スケジュールは事前に決まっているため、投資判断にお役立てください。
特に重要な経済指標は?
毎日、世界各国から経済指標が発表されていますが、中でも通貨取引量の多い米国・欧州・日本・英ポンドの経済指標は注目度が高いです。
これらの国々の「雇用」「物価」「景気」「金融政策」は、結果によって市場に大きな影響を与えますので注意が必要です。
「雇用」に関する経済指標
その国の失業率や雇用情勢に関する統計。以下、代表的な雇用統計です。
- 米国)ADP雇用統計(米国の非農業部門雇用者数の雇用統計)
- 米国)新規失業保険申請件数(米国における新規の失業保険給付申請件数)
- 欧州)ユーロ圏失業率(ユーロ加盟国の失業率)
「物価」に関する経済指標
その国の物価に関する統計。消費者物価指数が代表的な指標となります。
消費者物価指数とは、消費者が購入する商品やサービスの小売価格の変動幅を示す数値です。生鮮食品など、季節によって変動のあるものを除いた「コア指数」は特に注目度が高くなっています。
- 米国)消費者物価指数(CPI)
- 欧州)消費者物価指数(HICP)