2017年12月26日、東芝(6502)は、海外機関投資家97 名から、同社の不正会計により損害を被ったとして、330億円の損害賠償を請求する訴訟が2017 年9月6日に東京地方裁判所に提起され、昨日当社に訴状が送達されたことを明らかにした。

なお、今回の訴訟については、2017 年3月に一部原告から催告書を受領していたため2017 年8月10 日公表の2016 年度決算において影響額を織り込んでいるが、必要に応じて再度2017 年度第3四半期に合理的に見積もり可能な金額を引当計上する予定としている。

また、同社には本件訴訟を含め34 件の訴状が送達されており、その訴額の合計は、11月14日に発表された約1,400億円から330億円増加し約1730 億円となっていることも合わせて公表した。

2018年3月期第3四半期累計決算(4~12月)にどの程度の金額が追加計上されるのか、また、今後、更に増加する可能性はないのかを注視していきたい。

LIMO編集部