100万円が手に入ったら? 独身者全体で「貯蓄」関連の回答が約半数

上記調査内の「すぐに100万円がもらえることになりました!どんなコト・モノに使いたいですか?」という質問に対し、回答者全体の49.9%が「貯金」や「投資・運用」を含む回答を選択しました。

将来の資金づくりを真剣に考えている独身者の多さがうかがえます。

また、別の質問には特徴的な声も集まりました。今までで満足度の高かったお金の使い道を問われた際、2割近い独身男性(18.5%)が「資産運用」に満足感を感じたと回答。

お金を増やすための買い物に満足感を得ている人がいることがわかります。

もちろん、こうした価値観は個人的なもの。現在の環境や世代間での違いもあるでしょう。

しかし、こうした考え方には社会的な背景が影響している可能性があります。

おひとりさまの価値観の変化には、コロナ禍の影響も?

同調査には、コロナ禍前と後とを比較して自身の消費活動や価値観に変化があったか、その変化について問われる質問もありました。

結果、気持ちの変化については「ある(かなりある・少しはある)」が54.0%、金額の変化については「ある(かなりある・少しはある)」が55.3%となりました。

気持ち・金額いずれも「ない」に比べ「ある」が上回っていることがわかります。

具体的には「節約・貯蓄意識が高まった」「お金を使うことに躊躇するようになった/消費欲がなくなった」というような回答が多数見受けられました。

不透明な社会情勢において、とにかく備えておきたい気持ちが高まったと思われます。また「物価高」についての言及もあり、昨今の物価高騰などの影響も大きいようです。

そんな社会の余波を受け、貯蓄への意識が高まりつつあります。それでは、40歳代・50歳代の貯蓄の現況はどのようなものなのでしょうか。