いよいよ年の瀬も押し迫ってきました。今日からお休みという人も、今日までお仕事という人もいらっしゃるでしょう。中には「休みに入ったら大掃除をしよう」と決意しているという人も多いのではないでしょうか。
実際のところ、年末の大掃除をみなさんはどのようにされているのでしょうか。さまざまなアンケート調査やランキングが出てきています。今回はこれらをのぞいてみましょう。
大掃除するしない、悩みのポイントは?
まず、ドイツ・ケルヒャー社の日本法人、ケルヒャー ジャパンが全国の20~60代の男女500人を対象に実施した大掃除に関するアンケート調査を見てみましょう。
まず、大掃除をするかどうかという問いに対しては、81%が実施意向であると回答。最近では、3~4カ月に1回季節の変わり目に行う「中掃除」や、週1ペースで行う「小掃除」といったこまめな掃除をする人も増えているようですが、それでもやはり多くの人が恒例行事として年末の大掃除をするようです。
一方、大掃除に対する意識と実際にかけられる時間に関する質問では、85%が「家中を掃除するのは正直面倒」と答え、大掃除にかけられる時間についても「1日以内」とする回答が52%を占めたことがわかりました。昨年の同様の調査で大掃除にかける時間を1日以内と回答した割合(43%)に比べると9ポイント増加したということで、時短傾向がより高まっているといえそうです。
また、汚れが気になる場所の1位は「レンジフード・換気扇」。2位「窓」、3位「お風呂の床・壁」、4位「ガスコンロ・IHクッキングヒーター」、5位「窓のサッシ」などを大きく引き離してのトップになりました。とはいえ、やはりキッチンや窓まわりの汚れが気になる人が多いことがわかる結果ですね。これらの場所は、掃除に手間や時間がかかることもネックといえそうです。
出所:「大掃除アンケート調査 今年は『ピンポイント大掃除』」(ケルヒャー ジャパン)
そんな方法があったんだ! 家事代行スタッフが使う裏技とは?
どうにかして簡単にキレイにならないものか。大掃除をするときにはどうしてもそんなことを考えてしまいますよね。そこで、家事代行サービスを運営するカジーが発表した、同社の家事代行スタッフが実践しているという「時短・節約になる裏技ベスト3」を見てみましょう。
この裏技ベスト3は、身近なものを活用して年末の大掃除や日常のお掃除を時短・効率化できるかどうかをポイントにして選ばれたということですよ。
【第1位】「スポンジ代わりに『からだ洗い用ナイロンタオル』で掃除」
からだ洗い用のナイロンタオルは、泡立ち・汚れ落ち・水切れがよく、傷もつけにくいので、食器洗い、シンク、浴槽、網戸など、あらゆる場所を安心して掃除ができるのだとか。
さらに、掃除後のナイロンタオルは、さっと洗えば汚れが落ちるうえ、すぐに乾くので、時短&衛生的とのこと。好みのサイズにカットして数枚に分けられるので、コストパフォーマンスも良いのだそうです。
【第2位】「リンスを加えた水で拭き掃除」
乾燥する冬は、棚、床、家電などにすぐホコリがたまりがち。そこで静電気防止効果のあるリンス(柔軟剤でも代用可)をバケツの水に数滴加えて拭き掃除すれば、ホコリの発生を抑えられ、ホコリ取りの頻度をぐんと減らせるとのこと。
【第3位】「保冷剤を消臭剤にリメイク」
気づけば冷凍庫いっぱいに増えてなってしまう保冷剤。実は、ニオイを吸い寄せる高吸収ポリマーでできていて、保冷剤の中身を手持ちの空き瓶や皿にあけて置いておくだけで、靴箱、冷蔵庫、お部屋の気になるニオイを取ってくれるのだそうです!
消臭剤を買わずにすむので節約できますし、増えてしまった保冷剤も使い切れるので冷凍庫もすっきりしますね。
出所:「掃除のプロ・CaSyキャストの技が集結! 『家事の裏技選手権』結果報告」、2017年12月13日(カジー)
掃除をしていたはずなのに……思わず手が止まるものとは?
大掃除の途中、片付けるつもりのものにふと目がとまり、そこから作業が止まる――そうしたことも「大掃除あるある」かもしれません。リクルート住まいカンパニー「SUUMOなんでもランキング」で明らかになった「これを見始めてしまったために作業が止まった」もののランキングを見てみましょう。
まず1位は「昔の写真(卒業アルバム・家族のアルバムを除く)」(20.7%)。かつての自分を思い出すのはもちろん、ペットの写真などでも手が止まる人が多いようです。
2位は「マンガ」(16.8%)。ちょっとめくってみたはずがどっぷりはまってしまう人が多く見られたとのことです。
3位「家族のアルバム」(13.5%)、4位は僅差で「過去の手紙や年賀状」(13.2%)、5位は卒業アルバム(10.6%)。トップ5に写真関係が3つもランクインしています。写真を見るといろんな思い出もよみがえってくるもの。ついつい時間を忘れて見入ってしまいがちなのでしょうね。
出所:「大掃除、『これを見始めてしまったために作業が止まった』ものは?」(リクルート住まいカンパニー)
まとめ
いかがでしたか? これから大掃除をするぞ!と意気込んでいる人もいらっしゃるでしょう。ぎっくり腰やケガにも十分気を付けて取り組んでくださいね。
LIMO編集部