いよいよ年末年始の帰省ラッシュが始まる時期です。ふるさとへの帰省は楽しみだけれども道中のことを考えると正直げっそり……という人も多いのではないでしょうか。ビジネスパーソンからは、帰省にまつわるいろいろな苦労や、帰省ラッシュをできるだけ回避するための工夫が聞こえてきます。

あえて「1月1日」狙い。年末年始を避けた「逆」帰省も!?

帰省ラッシュを避けるための工夫として何人かのビジネスパーソンからあげられたのは「多少帰省できる期間が短くなっても1月1日に行動する」というもの。

「『新幹線も飛行機も1月1日は結構空いている』と聞いてからはずっと1月1日に移動するようにしています。でも帰りは2日にしろ3日にしろ混みますね。飛行機だと運賃も結構変わりますし」という意見や「1月1日は確かに年末よりも空いているのですが、自由席に座ろうと思うとやはり何本か見送るときがあります」という声からは、それなりの効果はあるけれど決定打とまではいかない様子も伝わってきます。

一方で「自分自身も兄弟も家族とともに東京に住んでいるので、あえて地元に帰省はせず、年末年始を避けて両親に上京してきてもらっている」という「逆」帰省パターンを紹介してくれた人もいました。

高速道路の大渋滞。密室の車内が険悪モードに

車で帰省する人なら、高速道路の大渋滞も悩みの種でしょう。冒頭で紹介したパターンと同じように比較的渋滞が少ない時間を探して行動するという人も多い様子。

「新年を迎えたあと、深夜に東京を出発。パーキングエリアでの休憩をこまめに入れながら大阪の実家に向かいます。子供もいるので何だかんだ言っても結局車が一番楽です」といった声があがりました。

一方で、どうしても渋滞にぶつかる時間に移動せざるを得ず、毎年巻き込まれて苦労しているという人もいます。

「延々続く渋滞のなか、景色も変わらないのでだんだん子供が退屈しはじめて。不平不満を言われると運転しているこっちもイライラ。車内がどんどん険悪な雰囲気になってしまう時があります。動かないし降りられないし渋滞はつらいです」という意見も。

帰省ラッシュと出張がまさかのバッティング

帰省ラッシュと出張がバッティングし、飛行機や新幹線の予約で苦労したというビジネスパーソンもいます。この時期の出張はできるだけ避ける、どうしても出張しなければならない場合は分かった段階で早めに指定席を予約するなどといった工夫はするものの、困るのは日程が流動的な場合。

「取引先との業務の関係で、本来ならまだ休暇中だったのですが年始1月3日に急きょ新幹線で東京~大阪の日帰り出張をすることに。行きは始発だったのでなんとか座れたのですが、帰りの時間は流動的だったので予約を取ることができず……。結局最終の新幹線になってしまい、自由席のデッキに立ったまま帰りました」という体力的にもかなりつらい体験談を話してくれた人もいました。

番外編:本当は帰りたいけれど……自分一人だけ帰れない、あえて帰らない

年末年始とはいえ、その期間はお休みではなくお仕事だという人も多くいらっしゃるでしょう。そうした人からは「本当は帰りたいけど、帰れないしな…」という声も出てきました。

「転職したら年末年始に仕事が入るようになりました。そのため、家族だけ帰省して自分は一人でお正月を迎えます。もちろんお正月は仕事に出かけます。帰省ラッシュにあわずにすむからいいんですけど」と、自分に言い聞かせているかのような人のほか、「子供の誕生日が年末なのですが、家族が一足先に実家に帰ってしまうため、毎年祝うことができません…」といった嘆き節も。

一方で犬や猫などといったペットを飼っている人からは「世話があるので、自分一人だけ残る」「この時期は世話を頼める人がいないので帰省はしない」など「あえてこの時期には出かけない」という声もあがりました。

まとめ

いかがでしたか? 帰省も大イベント、みなさん様々な苦労をし、それを回避するための工夫もされているようですね。これから帰省や旅行だという人も、どうかお気をつけてお出かけくださいね。

LIMO編集部