インフレによって商品・サービスの値段が上がり続けています。

日々の値段チェックが重要になりつつありますよね。

そこで本記事では1年前に比べてインスタントコーヒーの値段が最も上がった都市ランキングを紹介します(対象は都道府県庁所在市および人口15万人以上の市)。

あわせて年間のインスタントコーヒー支出額がどれくらい伸びたのかも解説します。

最後にインフレから資産を防衛する手段も紹介するので、お金のやりくりを効率化したい方はぜひ参考にしてください。

※本記事におけるインスタントコーヒーの値段は総務省「小売物価統計」に基づきます(瓶入り(80~90g入り),「ネスカフェ ゴールドブレンド」100g)

1. 1年前に比べてインスタントコーヒーの値段が最も上がった都市TOP10

2023年9月時点、1年前(2022年9月)と比べてインスタントコーヒーの値段が最も上がった都市TOP10は以下の通りです。

<インスタントコーヒーの値段が最も上がった都市TOP10>
※前年からの価格の変動幅(2023年9月時点の小売価格)

  1. 名古屋市 +188円(1059円)
  2. 岡山市 +160円(1223円)
  3. 小山市 +153円(942円)
  4. 福井市 +144円(1042円)
  5. 富士市 +135円(885円)
  6. 伊丹市 +135円(1076円)
  7. 金沢市 +121円(987円)
  8. 福岡市 +118円(902円)
  9. 岐阜市 +117円(924円)
  10. 山形市 +114円(968円)

1.1 1位の名古屋市のインスタントコーヒーの値段の推移(円)

出所:各種資料をもとに筆者作成

なお、最も値上がりしなかった都市TOP10は以下の通りです。

<インスタントコーヒーの値段が最も上がらなかった都市TOP10>
※前年からの価格の変動幅(2023年9月時点の小売価格)

  1. 甲府市 ▲150円(830円)
  2. 青森市 ▲127円(941円)
  3. 盛岡市 ▲112円(1073円)
  4. 鹿児島市 ▲108円(923円)
  5. 佐世保市 ▲90円(829円)
  6. 福島市 ▲86円(807円)
  7. 松阪市 ▲69円(905円)
  8. 日立市 ▲68円(775円)
  9. 松山市 ▲58円(1077円)
  10. 川口市 ▲45円(852円)
  11. 西宮市 ▲45円(1168円)
  12. 徳島市 ▲45円(992円)
  13. 宮崎市 ▲45円(875円)

なお、全都市の小売価格の平均は955円(2023年9月時点)、前年同月比では3%の伸びとなっています(いずれも小数点第一位を四捨五入)。