2017年12月20日、GMOインターネット(9449)は、仮想通貨の採掘(マイニング)事業を開始したと発表した。

「採掘」は、北欧に設置した施設(マイニングセンター)において、既存のマイニング用機器を用いることで行われており、今後は、段階的に機器を投入し、事業の拡大を進めていく。

仮想通貨のマイニング事業を行うためには、高度かつ膨大な計算処理が可能なコンピューターと、その稼働と冷却を行うための安定した電力の確保が必要となる。このため、同社では、再生可能エネルギーが豊富な北欧にマイニングセンターを設置することで電力コストの削減を実現する考えである。

加えて、同社では、半導体設計技術を持つパートナー企業とともにマイニングを行う高性能のコンピューターの研究開発も進めている。2018年上半期をめどに、新型チップを用いた次世代マイニングボードを投入する予定である。

同社では、これまで培ってきたネットインフラ事業およびネット金融事業のノウハウを活かし、マイニング事業を通じて、「世界共通の新通貨」である仮想通貨の健全な運用を支えていくとしている。

LIMO編集部