スプレッドはFX取引にかかる実質的なコストであり、各社で異なります。
DMMグループが運営するDMM FXのスプレッドはお得なのでしょうか?
本記事で解説します。
1. DMM FXとは
DMM FXはDMMグループのDMM.com証券が運営するFXサービスです。
最短1時間で取引できることや24時間対応のサポート体制を強みとしています。
またDMMグループの運営する「DMM 株」口座との連携サービスも魅力的です。
「DMMFX株券担保サービス」を活用すれば、「DMM 株」口座で保有している株式時価の70%相当額をFX取引の証拠金(DMM FX)として利用できます。
2. スプレッドとは
FXはおもに以下の流れで取引されます。
<FX取引の流れ>
- 外貨を購入(あるいは売却)
- ポジション保有※1における購入(あるいは売却)状態の維持
- 反対売買による決済(1と反対の売買をしてポジションを手仕舞う[1で15ドルを購入したなら15ドルを売却する])
スプレッドは1と3のタイミングで発生するコストのことで、以下の計算式により求められます。
<計算式>
- スプレッド×取引数量
例えば、GMOクリック証券における米ドル/円のスプレッドは原則固定0.2銭です(2023年10月26日時点)。
この場合、米ドルを1万通貨取引するのであれば、「0.2(銭)×1万=2000銭」、つまり20円のコストが発生します。
なお、FX会社には、取引手数料をはじめとする各種手数料を無料としているところも多く、DMM FXも実質的なコストをスプレッドのみとしています。
Q取引手数料(売買手数料)はいくらですか?
A取引手数料(売買手数料)は無料です。スプレッドのみが、取引にあたって負担いただく実質的なコストとなります。
出所:DMM FX/CFD「手数料:質問・回答詳細」
3. DMM FXのスプレッドはお得か
DMM FXのスプレッドはお得なのでしょうか?
ここでは、マネーパートナーズが運営する「パートナーズFXnano」との比較を通じてDMM FXのスプレッドを見てみましょう。
なお、マネーパートナーズは2023年にMINKABU FX会社年間ランキング「スプレッド部門」で第1位を獲得している企業です(2年連続)。
<主な通貨のスプレッド比較[DMM FXvsパートナーズFXnano]>
DMM FX |
パートナーズFXnano |
|
米ドル/円 |
0.2銭 |
0銭 |
ユーロ/円 |
0.5銭 |
0銭 |
英ポンド/円 |
0.9銭 |
0銭 |
南アランド/円 |
1.0銭 |
0.1銭 |
豪ドル/円 |
0.6銭 |
0銭 |
※2023年10月26日時点の確認情報にもとづきます。
※DMM FXは9:00~29:00、パートナーズFXnanoは9:00~27:00のスプレッドを掲載
DMM FXはスプレッドに定評のあるパートナーズFXnanoと比較するとお得な設定とは言えないでしょう。
4. 安いスプレッドで取引するなら「パートナーズFXnano」がおすすめ
コスト(スプレッド)を抑えて取引するなら「パートナーズFXnano」を検討してみましょう。
「パートナーズFXnano」は東証プライムに上場するマネーパートナーズグループが運営するFXサービスです。
100通貨からの少額取引ができるので、初心者でも安心して始められます。
また、スプレッドも魅力的で、米ドル/円、ユーロ/円、ポンド/円、豪ドル/円、メキシコペソ/円はいずれも0銭で取引ができます(9:00~27:00の間の取引の場合)。
※米ドル/円は10/2~10/31のキャンペーン期間中
参考資料
久保田 雅大
・スプレッドはFX取引における実質的なコスト
・DMM FXのスプレッドはパートナーズFXnanoと比較するとお得ではない
・スプレッドを抑えて取引するならパートナーズFXnanoがおすすめ